出版社内容情報
邪馬台国等では,いったいどんな生活が営まれていたのだろう.魏志倭人伝の記事に,考古学的事実を照らし合わせ,情熱の考古学者が倭国の実態に迫る.完成に強い意志を持ちながらも病に倒れた著者の,最新にして最後の到達点.
内容説明
魏志倭人伝に記された邪馬台国などの国々…。そこでは一体どんな生活が営まれていたのだろうか。魏志倭人伝の記事に、考古学的事実を照らし合わせ、また、民俗学・人類学などの知見も織り交ぜながら、情熱の考古学者が卑弥呼の時代の暮らしに迫る。完成に強い意志をもちながらも病に倒れた著者の、最新にして最後の到達点。
目次
第1部 『三国志』と魏志倭人伝
第2部 倭人の風俗(魏志倭人伝の国ぐに;南、邪馬台国に至る;もぐり漁;いれずみ;髪と衣;稲;蚕と絹 ほか)
第3部 弥生の「国」の中心を歩く―吉野ヶ里
著者等紹介
佐原真[サハラマコト]
1932年、大阪生まれ。大阪外国語大学でドイツ語を学び、京都大学大学院で考古学を専攻。1964年から奈良国立文化財研究所に勤務、1993年国立歴史民俗博物館副館長、97‐2001年館長。2002年7月10日没
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