出版社内容情報
効率化や自動化の真逆にある「不便益」という新しい思想・指針を,具体的なデザイン・モノを通して紹介する.
川上 浩司[カワカミ ヒロシ]
著・文・その他
内容説明
通った道が次第にかすれ、3回も通ると真っ白になるナビ、目盛りが素数しかないものさしなどは、効率化や自動化の逆にある「不便益」の発想から生まれたデザインです。便利追求が見逃してきた、けれど本当は大切な視点を内包している。そんな新しい思想・指針を具体的なデザイン・モノを通して紹介。
目次
プロローグ 不便な生活、始めました(受験;下宿探し ほか)
1 「不便益」の時代がやってきた(現実味をおびてきたドラえもんの世界;AIブームが「便利」に拍車をかける ほか)
2 数式化できないものにある価値(定量化できない、数式化できないものを探して;不便の効用あれこれ ほか)
3 「不便益」をデザインする、形にするのは面白い!(不便益がキーワードのデザイン・もの作り;不便益システム研究所 ほか)
エピローグ 便利って何?(「便利」とはなんでしょう;もし世界が便利だらけだったら ほか)
著者等紹介
川上浩司[カワカミヒロシ]
1964年生まれ。京都大学工学部卒業、同大学院工学研究科修士課程修了。岡山大学工学部情報工学科助手、京都大学情報学研究科助教授。2007年より准教授。同大学大学院横断教育プログラム推進センター(デザイン学リーディング大学院)特定教授。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はっせー
けんとまん1007
江口 浩平@教育委員会
shikada
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