内容説明
「ビラがパズルの人」として注目を集める気鋭のパズル研究者による画期的な一冊。パズルとは何か?世界で最も古いパズルは?パズルにはどんな種類があるの?時代の最先端をいく最新パズルとは?などなど、さまざまな角度からパズルの魅力に迫ります。パズルの作り方も伝授、著者作成のオリジナルパズルも満載です。
目次
第1章 パズルの歴史
第2章 パズルの世界
第3章 パズルでコミュニケーション
第4章 パズルの可能性
第5章 東田大志のパズルに挑戦!
第6章 パズルを作ってみよう
著者等紹介
東田大志[ヒガシダヒロシ]
1984年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程在学中。専門はパズル学。2003年、京都大学パズル同好会を設立。「ビラがパズルの人」を名乗り、全国各地で自作パズルを載せたビラ配布、パズルの普及に努めている。2011年4月より大阪商業大学アミューズメント産業研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおかみ
7
岩波ジュニア新書から本が出るまでに活躍の場を広げた「ビラがパズルの人」だが、モザンビークでパズルの授業を実施したというから驚いた。本書はパズルの歴史や芸術性、社会的役割のみならず、パズルの実践や作り方の説明までしており、パズルを身近なものにするために必要な要素が詰まっていると言っていい。多く読まれることを願うばかり。2011/06/17
spica015
4
パズルに魅了され、パズルを学問的にアプローチする著者が、パズルの歴史や種類について紹介する。内容はあくまでも入門編だが、著者のパズル愛が感じられるのが良い。パズルを解く側からすれば、ある程度の歯ごたえと達成感が欲しく、そういったニーズに見合う問題を作る出題者のセンスには頭が下がる。単なる暇つぶしのようでいて、解くにはルールの理解とひらめきを必要とするパズルは、確かに学問として研究する意義がありそう。2019/04/16
ぺんきち
1
もともと数独が好きなので引っかかった本。 パズルの歴史から、魅力、奥深さ、人とのコミュニケーションツールとしての側面などを解説している。 著者自身がパズルの大の愛好家。そういう愛のあふれた本は、読んでいて気持ちいい。 著者自身が作成したパズルも載ってたが、流し読みで解かなかった。 パズルって、心の余裕がないと解いたりしないよなぁ。子供の頃のように純粋に楽しくパズルに取り組んでた気持ちを忘れないようにしたい。2019/11/04
せいや
1
図書館で借りて読了。 元々パズルは好きで、特にこの本で「ペンシル&ペーパーパズル」として紹介されているものが好きなのだが、パズルにこれ程まで種類があることに驚いた。 パズルは世界を越える。とてもロマンのある世界だ。2018/12/17
いそめ
1
パズル学という学問を打ち立てようとする、ニッチな方面へ全力で情熱を傾けている作者に驚いた。興味深かったのは、パズルの歴史に関して。パズルのはじまりは、宗教の神秘性の表現にパズルの神秘性が用いられているところから始まり、産業革命をへて一般民衆の遊びとしてのパズルが展開した点。2014/07/12