岩波ジュニア新書
ぼくたちは生きているのだ

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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005005406
  • NDC分類 K778
  • Cコード C0236

内容説明

著者は、新しい記録映画の撮影直前に脳梗塞で倒れた。もどかしい療養の日々に、半生の記憶を呼び起す。新潟の少年時代、足尾鉱毒事件と水俣病の出会い、写真と映画で記録したハンセン病元患者、ウガンダの少年、阿賀野川の老人…みんな困難と闘って元気に生きている。人びとに支えられて、『みんなの季節』は三年かけて完成した。

目次

第1章 水の記憶
第2章 風をもとめて
第3章 写真と映画の世界へ
第4章 『阿賀に生きる』
第5章 カメラマンから監督へ
第6章 『わたしの季節』

著者等紹介

小林茂[コバヤシシゲル]
1954年新潟県生まれ。同志社大学法学部卒業。ドキュメンタリー映画監督・カメラマン。『阿賀に生きる』(佐藤真監督)の撮影により日本映画撮影監督協会第一回JSC賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くろほ

4
まさかの一人目。社会的には「弱者」と呼ばれる方々を写真や映画に収め続けた筆者の半生記。でもせっかくならもっとメッセージ性の強い内容にしても良かったんじゃないかなー。人生出会いが大切だってことは伝わりました。2010/12/07

.mihoko.

1
『「彼らは弱者である」という考えは改めなければならないと思った。社会的には弱者であるかもしれないが、一人一人の人生は壮絶であり、かけがえのないものである。そこから彼らの強い存在感とやさしさが出てくる』頭では理解していたつもりだった。だがそれは「つもり」であり、実際には彼らのことを、筆者が作品の中でも述べていたように、社会的観点から、高い目線でしか見ていなかったことに気づかされた。2011/03/20

crane155

0
足尾鉱毒事件、水俣病、ハンセン病、阿賀、スモン、第ニびわこ学園……。知らないことばっかりだ。 谷中村のことについては、本当にショックだった……。2020/06/25

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