岩波ジュニア新書
フィールドワークは楽しい

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  • サイズ 新書判/ページ数 193p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005004744
  • NDC分類 K002
  • Cコード C0233

出版社内容情報

身近なテーマや地域の課題をどう調べ,まとめればよいのか.川や池,中国,シベリアなどをフィールドに,魚の生態や植物の利用,言語,大衆芸能,考古学などを調査研究する人たちのレポート.総合学習や自由研究にも役立つ一冊.

内容説明

歩いて、見て、考える―。あなたもフィールドワークをしてみませんか。日本の各地や、中国、インド、ヒマラヤなどをフィールドに、魚や鳥の生態、不思議な植物、言語、民族、考古学などを研究する人たちが、そのおもしろさを語ります。調査方法やまとめ方は、総合学習や自由研究の参考になるでしょう。

目次

1 ツンドラで瀕死の言語に向き合う
2 ネオ方言はどのように生まれるのか
3 水田・溜池で魚や鳥の生態を調べる
4 町を歩いて石棺仏を調べる
5 ヒマラヤで未知なる植物に出会う
6 大衆演劇に飛び込んで参与観察する
7 トナカイは誰のもの―文化の基層を映像化する
8 アジア・アフリカの農耕をたずねる
9 中国・竜神伝説の謎を追う
10 談話と文化的学びのかかわりを見つける

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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27
初版2004年。こういった基礎的な研究があるからこそ、発展した形ができたり、新しいものが生まれたりするんだろうな。コツコツ調べる面白さ、新発見の感動っていいですね。2014/07/24

コジターレ

7
フィールドワークの研究第1弾。どの研究者も活き活きとフィールドワークをしている姿が印象的。楽しくて仕方がないのだろうな。フィールドワークとは、対象の世界に飛び込んで、自分の足で歩いて、分からないものと格闘して、穴が空くほど観察して、気づいたことを記録して、自分の頭で考えることなのだと理解した。僕はそういう姿勢を蔑ろにしていたかもしれない。対象と距離を置いて、冷静に客観的に分析し、訳知り顔で説明することが増えてきた。そんなスマートさも大事だが、ときには泥臭さも必要だと感じた。人間としても専門家としても。2016/08/21

あなたの弟

1
こういう世界もあるんだなって思えた★22014/09/23

チェリ

1
「ネオ方言はどのように生まれるのか」「大衆演劇に飛び込んで参与観察する」「談話と文化的学びのかかわりを見つける」が面白かった。特に参与観察の難しさを想像できたことが収穫だった。夏休みの自由研究が、将来のフィールドワークに繋がると良いですね。2013/08/02

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