岩波ジュニア新書
筋ジストロフィーの高校生、宇宙を学ぶ

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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005004256
  • NDC分類 K378
  • Cコード C0237

出版社内容情報

3人が結成した天文クラブの名はSAT(サット).教育プロジェクト「宇宙をこの手に」を使って木星や超新星などを観測.他校生や研究者との交流によって世界は大きく広がる.学ぶことが,こんなにも若者を生き生きとさせる.

内容説明

鹿児島の加治木養護学校の生徒三人が結成した天文クラブの名は「SAT」。教育プロジェクト「Hands‐On Universe(宇宙をこの手に)」を使って、しし座流星群や超新星、小惑星の観測を始める。他校生や研究者との交流によって、彼らの世界は大きく広がる。学ぶことが、こんなにも若者を生きいきとさせる。

目次

1 筋ジストロフィーの生徒たちとの出会い
2 HOU―宇宙をこの手に
3 明くんと「HOU」
4 「SAT」の結成
5 メールで世界が広がる
6 東工大科学クラブとの交流
7 加速するSATの活動
8 自立、そしてそれぞれの宇宙へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糜竺(びじく)

35
年齢と共に筋力が低下していく筋ジストロフィーの高校生が、宇宙という知的好奇心をかきたてるものに出会い、やりがいをもって歩んでいく姿が記されている一冊です。未知のものを探求し、新しい知識や疑問に出会う事で、さらに勉強したいとわき上がる姿を見て、私も勇気づけられたし、学ぶ事の素晴らしさを教えられた気がします。また、同じ目的を持った仲間との出会いにより刺激を得たり、共感したりして、人間的に成長していく姿も垣間見れて良かったです。インターネットも駆使して学んだですが、こういう機会が増えると良いなと思いました。2018/11/09

Yuka

1
図書館でたまたま見つけた本。障害×宇宙は自分の関心に当てはまりそうで、15年以上前の本だけど面白いなと思いながら読みました。 鹿児島の病弱課程の養護学校の生徒たちがインターネットを使って天文学に親しむ活動。 体調や病棟での生活で制限がある中で、テクノロジーを使いながら夢中になっていく姿には夢があった。今から15年前はオンライン通信もパソコン自体も決して安くはなくて難しい部分も多そうだけど、テクノロジーの進化で今はもっと活発な活動ができそう。 テクノロジーって夢があるなぁと感じた内容でした◎2019/12/17

みっちゃんパパ

0
知的好奇心に、バリアはない。それどころか、努力は周囲にサポーターを惹き付ける。学ぶことの素晴らしさに、改めて気付くことができる本。2013/03/02

fukky

0
子供って、障害にかかわらず可能性って無限なんだなぁって思いますね、ホントに。病気は自分の研究に何の影響も与えていないってホーキング博士も言っていたしね。2012/03/15

bino

0
人間の可能性は、すばらしい!2010/01/11

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