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岩波ジュニア新書
日本科学の先駆者 高峰譲吉―アドレナリン発見物語

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  • サイズ 新書判/ページ数 184p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005003754
  • NDC分類 K289
  • Cコード C0223

出版社内容情報

アドレナリンとタカ・ジアスターゼの発見で,いまなお人類がその恩恵に浴している高峰譲吉は,幕末の金沢に生まれ,独創的な研究でアメリカではサムライ化学者とよばれ尊敬された.ベンチャー精神にみちた不屈の生涯をたどる.

内容説明

アドレナリンとタカジアスターゼの発見で、いまなお人類がその恩恵をこうむっている高峰譲吉(一八五四~一九二二)は、幕末の金沢に育ち、国際結婚、アメリカの学界ではサムライ化学者とよばれた。その独創的な研究生活、常に実用を忘れぬベンチャービジネス精神のおりなす波瀾に富んだ生涯を描く感動的な評伝。

目次

蚕が火薬に
麒麟児、長崎へ
医学が化学に
英国留学
高峰流実学研究
南部娘キャロライン
米麹でウイスキーを
譲吉、シカゴへ
ウイスキー造り頓挫
胃薬・タカジアスターゼ
血止め薬・アドレナリン
松楓殿
三共株式会社
無冠の大使
理化学研究所
晩年の手紙
高峰譲吉博士の最期明治の科学技術立国
二十一世紀の科学技術立国
高峰譲吉博士に学ぶ

著者等紹介

山嶋哲盛[ヤマシマテツモリ]
1950年、金沢市生まれ。75年、金沢大学医学部卒業。79年、金沢大学大学院医学系研究科修了。現在、同上・脳病態医学講座脳機能制御学助教授。専門は脳神経外科。患者診療と医学教育の傍ら、文部科学省の科学技術振興調整費の補助により、「脳を守るストラテジー」を研究・開発している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MIU

5
読み物として楽しもうとすると物足りないかも知れないと感じてしまうのは、高峰譲吉と言う人物を果実に例えた場合、その種から実になる迄をずっとじっくり、その畑の環境をも如実に追うのかと思えば、いきなり出来た実をばっさり切ってみたり、「実は皮も捨てずに使える」的な調理者目線になったりしているからか。只、研究家・発明家のイメージとして、非社交的・売込み下手・金儲け嫌い等が付き物だが、この高峰さんは、そのイメージを根底から覆す人であった事は十分理解出来た。今成功しているベンチャー企業を体現した人だったのかも知れない。2017/04/22

phmchb

2
( ..)φメモメモ『高峰譲吉伝-松楓殿の回想』山下愛子、雄松堂出版(p40)/『高峰譲吉』塩原又策、大空社(p56)/『高峰譲吉の生涯』飯沼和正・菅野富夫、朝日新聞社(p84)/『高峰譲吉の面影』高峰譲吉博士顕彰会、活文堂(p92)/『高峰譲吉博士のかがやく偉業』三浦孝次(p107)/『高峰譲吉博士晩年の手紙』長谷川昭(p141)//『絵本「高峰譲吉」』伊藤幾久造・池田宣政、大日本講談社/『巨人高峰譲吉』橋爪惠、三共株式会社2019/11/19

snakedoctorK

1
アドレナリンの発見者である高峰譲吉先生の評伝 その業績とは比較にならぬほど知名度が低い 私も知らなかった たまたま映画のことを知って高峰先生の存在を知り本書を読むに至った 単なる学者ではなくビジネスマンとしても優秀であったのだ 現代にもこうした無名の偉人がたくさんいることだろうと思った2011/08/01

ソーシャ

0
明治期の化学者、高峰譲吉の伝記。ジュニア向けなのでとても読みやすく書かれています。ただ、時系列が前後する箇所もありますし、最後辺りに年表を付けてほしかったなあ…2012/05/04

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