岩波ジュニア新書<br> 写真は心で撮ろう

岩波ジュニア新書
写真は心で撮ろう

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005003402
  • NDC分類 K743
  • Cコード C0272

出版社内容情報

友人たちのVサインの笑顔ばかりでなく,君のカメラは友の涙や怒り,さらに学校や街でのちょっとした事件もとらえる.広く社会に目を向け,そんな場面を収めた君のアルバムは,プロにも作れない世界唯一の写真集だ.

内容説明

カメラをもつのがあたりまえになった現在、そのレンズは何に向けられるのだろう?友人たちの姿も、Vサインの笑顔のときばかりではないはずです。ちょっと意識をふり向けて撮った写真は、あとで貴重な記録に変ります。プロにも撮れない写真を、君が撮れます。

目次

第1章 心で撮った写真
第2章 私はこうしてカメラマンになった
第3章 写真とは何だろう
第4章 カメラとフィルム
第5章 プロカメラマン・アマチュアカメラマン
第6章 アマチュアの写真集から
第7章 写真のうでをみがく―心をみがく
第8章 戦場のカメラマン
第9章 私が戦場を撮る理由
第10章 心に残る一枚

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

17
ベトナム戦争で従軍カメラマンとして活躍した石川文洋氏の本。技術的な本というのではなく目の前にある現実をカメラを通して自分の気持ちを込めて伝えることの重要さが書かれている。目をそむけたくなるような写真もあるが、これが戦争であり今も世界の至る所で同じことが行われていることを知っておく必要がある。今度は写真集を読んでみたい。2014/04/23

みさと

4
「良い」写真と「上手い」写真は同じではない。技術的には上手ではなくとも人の心を強く揺さぶる作品がある。撮った人の心が伝わる写真こそが人の心を動かすのだ。撮った人の心とは、人生観、生き方、情熱などで、写真とは撮影者の人生観の表現であり、「何をテーマにするか」によって撮るものが変わってくる。著者の人生観や半生を、「心で撮った」具体的な作品を豊富に載せながら語る。ベトナム戦争を伝えた写真で知られる石川だが、それは人生の中で一番悩み、悲しみ、ときには喜び、そのような感情が最も強く感じられた時期だったからだという。2022/09/23

はにゅ

1
アマチュアとプロの写真家の違いを実体験で語るのが印象的。かといってアマチュアでもいい作品は撮れる、いやアマチュアでないと撮れない写真があるとのこと。それはどんな写真なのでしょう?あ、あとベトナム戦争に飛び込んだ時の話がすごい。必見です!2014/06/26

ipusiron

0
1999/11/16読了

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