出版社内容情報
シェイクスピアのおもしろさは,ことばを自由に駆使して,人の心の動きを切れ味よく描きだし,人間とはなにかを語るところにあります.この本では,若いときからシェイクスピアに魅せられてきた著者が,ヴェニスの商人,ハムレットなど九編の代表的な作品を紹介・解説し,世界文学の名作に親しむ手がかりをあたえてくれます.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆき
7
シェイクスピアの代表作「ロミジュリ」「夏の夜」「ヴェニス」「12夜」「ハムレット」「リア王」「オセロー」「マクベス」「シーザー」が一冊に!!!という本でよく忘れがちな代表作をさらさらと流し読みできてとても良いです。しかしながら味わい深い。大事なところはしっかりと抜かさず書かれている。「12夜」の女子が男子と偽って小姓として遣えその主人に恋をしてしまうが、主人には好きな相手が居て、その相手の女子が自分を女子と知らず好きになってしまうドタバタはとても好きです。2015/04/26
lovemys
5
息子氏(小3)にシェイクスピアでも…、と思い借りてきて読み聞かせ。が、展開が速いのと、登場人物が多いのと、名前が難しいのとで、結局、私があとから説明するはめに…(笑)それでも、ずっと聞いていたので、やっぱりシェイクスピアは面白いのか…。弟くん(5才)も聞いていたしね。まぁ、どちらかと言うと、私の解説を聞きたがったけど…。私としては、やっぱり原書で読みたくなるな、シェイクスピアは。言葉が面白いからね。コンパクトにザーッと理解できて、参考書のようなシェイクスピアでした。楽しかったです♪2016/01/10
にしお
2
代表作を一気に知ることのできる作品。ただすごくわかりづらい。基本2回は読み返したし、ネットで調べ直すもした。あの短さで全てを入れるには限界があったんだと思う。繋がりが薄すぎる展開が多く、丁寧に読むことが要求される。ジュリアス・シーザーとオセローがよかったな。巧みな言動で周囲が釣られちゃうのが現代にも通じるから印象にとてもよかった。2022/11/09
hr
2
図書館本。史劇の分野でのシェイクスピアを追いかけようとするも、それほど載っておらず寂しい。知っている作品だけに目を通す。2021/09/22
ジュリー
2
観劇した宝塚歌劇の原作「十二夜」を読んでみた。 たぶん初めてのシェイクスピアだから、 宝塚と馴染み深い小田島雄志、しかもジュニア文庫! にも関わらず、あらすじは把握できたものの、詳細は😵2020/11/30