出版社内容情報
激動の現代史とともに生きてきた岩波新書五○年の歩みを編集部みずからが語る．裏話・エピソードなども加え，興味深い出版文化史になるよう心がけた．旧赤版・青版・黄版の既刊一四九七点（一九三八―八七年）について，その完全な総目録・書名索引・著訳編者名索引を収録するほか，累計出品部数などの資料も付す．〈創刊五○年記念刊行〉
内容説明
激動の現代史とともに生きてきた岩波新書５０年の歩みを編集部みずからが語る。裏話・エピソードなども加え興味深い出版文化史になるよう心がけた。既刊１４９７点の完全な総目録・索引を収録。創刊５０年記念刊行。
目次
青版新書１０００点の歩み
座談会 黄版の１１年
赤版時代―編集者の思い出（吉野源三郎）
資料（岩波新書刊行の辞；資料２ 受賞した岩波新書；資料３ 累計出品部数）
岩派新書総目録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
43
１９３８年に創刊された岩波新書の歴史は、戦中戦後詩そのものである。戦後直後、知識に飢えていた人々に愛され、読者に対して自分たちはいかにあるべきかを問い続けてきたレーベルであることがよくわかる。当時に比べ読書層は高齢化してしまっているのだろうけれど、これからも長く続いていただきたいし、続くであろう。2015/09/24
双海（ふたみ）
16
史料複写の待ち時間に。津田左右吉『支那思想と日本』、小堀杏奴『森鴎外 妻への手紙』、横光利一『薔薇』などを手に入れて読みたいと思いました。2015/02/20
kaizen@名古屋de朝活読書会
2
岩波新書を読み始め，100冊読んで，さらにどうしようと思い手に取った。 岩波新書がなぜ他の新書に比べて硬実かが分かるかもしれない。 切れ味で講談社新書に遅れを取っているものがあるのは仕方がない。硬くかつ切れがいいのは無理なので、両方の新書を併読するのがいい。 それ以外の出版社の新書でも、100冊に1冊は岩波新書以上のものに出会う。著者の力か編集者の相性か，知りたい。http://bit.ly/10CJ7MZ2012/10/23
