出版社内容情報
困窮と孤立が広がる日本社会。人々を共生の場につなぎ、支え合いを支え直す制度構想を提示する。
内容説明
困窮と孤立が広がり、日本社会にも分断が走る。人々を共生の場につなぎ、支え合いを支え直す制度構想が必要だ。いかにして雇用の間口を広げ、多様な居住のあり方を作りだせるのか。自治体やNPOの実践を踏まえ、生活保障の新しいビジョンとして「共生保障」を提示する。前著『生活保障 排除しない社会へ』からの新たな展開。
目次
第1章 制度はなぜ対応できないか(今起きていること;日本型生活保障と排除の構造;「強い個人」の終焉;支え合いの困難と政治)
第2章 共生保障とは何か(共生保障の基本的考え方;「一億総活躍社会」と共生保障;地域における共生保障の模索)
第3章 共生の場と支援の制度(ユニバーサル就労;共生型ケアの展開;共生のための地域型居住;補完型所得保障;包括的サービスへの転換)
第4章 社会保障改革のゆくえ(普遍主義的改革の逆説;準市場の導入と結果;「一体改革」から困窮者自立支援へ)
第5章 共生という価値と政治(共生という価値;共生をめぐる政治;新しい戦略のために)
著者等紹介
宮本太郎[ミヤモトタロウ]
1958年東京都生まれ。1988年中央大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。立命館大学法学部教授、北海道大学法学部教授などを経て、中央大学法学部教授、博士(政治学)。専攻、政治学、福祉政策論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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