岩波新書<br> ブラックバイト―学生が危ない

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岩波新書
ブラックバイト―学生が危ない

  • 今野 晴貴【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004316022
  • NDC分類 366.8
  • Cコード C0236

出版社内容情報

社会問題化する「ブラックバイト」。学生を食い潰す、その恐るべき実態とは。親・教師に向けた対策も提示。

内容説明

学生たちを食い潰す「ブラックバイト」が社会問題化している。休みのない過密シフトで心身を壊すほど働き、売上ノルマのため「自爆営業」も強いられる。授業に出ることもできず、留年・退学に至るケースまで…。多くの相談・解決にあたった著者が、恐るべき実態と原因を明らかにし、具体的な対策をも提示する。

目次

1章 学生が危ない―ブラックバイトの実態(辞められずに「死にたいと思った」―外食チェーン店の事例;バイトで就職活動ができない―コンビニチェーン店の事例 ほか)
2章 ブラックバイトの特徴(学生の「戦力化」―生活全体がアルバイトに支配される;安くて、従順な学生 ほか)
3章 雇う側の論理、働く側の意識(業界の事情;ブラック企業とブラックバイト ほか)
4章 どうすればいいの?―対策マニュアル(異変に気づく家族と教師;ブラックバイトの見分け方 ほか)
5章 労働社会の地殻変動(牢獄と化す下層労働;非正規雇用の性質変化 ほか)

著者等紹介

今野晴貴[コンノハルキ]
1983年宮城県生まれ。NPO法人POSSE代表。ブラック企業対策プロジェクト共同代表。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程在籍。専門は労働社会学、社会政策。著書に『ブラック企業―日本を食いつぶす妖怪』(文春新書、第13回大佛次郎論壇賞受賞)、『ブラック企業ビジネス』(朝日新書)、『生活保護―知られざる恐怖の現場』(ちくま新書)(上記2著で日本労働社会学会奨励賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

87
一昔前、アルバイトといえば若者のちょっとした時間を利用して授業料の足しにしたり何かの目的を持って貯金するもの。そして働き方はゆるいところもあった。なぜここで紹介されているブラックバイトが多くなっているのかはこの本にも書かれているように日本の企業や業種自体の働き方が昔とは変わってしまっていることと、あまりにも成果やスピード、便利さを追求するあまり働く者に大きな負荷がかかってきていることだと思う。結局店をまかされている店長や管理職も同じくブラックな仕事をまかされている。働く者にとってブラックな社会になってきた2016/12/18

壱萬弐仟縁

50
27頁のスクールIEは汚名となっている事例(27頁)。私もやったことがある会社だ。出勤を紙で管理。明光義塾(4月にハロワ求人にはコマ1200-1700円とあった。私は6年前だったか、1800円だったと思う)よりは嫌だった。長居しなくて正解だった。学生は病気になったようだし。ただ、給料明細の封筒には、トップのためになるお言葉が書いてある紙が封入されていたことは覚えている。ハロワに求人出してあった気もするし。学生の場合は誰かに押しつけないと辞められないという(28頁~)。ブラック企業の典型か? 2016/07/16

磁石

27
たかだか時給千円未満のバイトやパートを、戦力の一部として組み込んでしまう。経営の一部を考えさせ責任も持たせる。過剰な仕事を課しつつ、サービスの質を保ちさらには向上させろとのたまう。損害賠償で脅して契約書で騙して、能力向上/就職に有利などの餌をチラつかせながら決してそれを与えない/そもそもそんなものはどこにもない、そうやって学生たちをこき使ってきた。もはや監獄、火の車に巻き込まれるだけ。……楽して金を稼ぐのはいいが、大量の生贄で作った地獄が足元にあることは認識して欲しい。できなきゃいずれ取り込まれるだけ2016/09/05

kubottar

24
「仕事と学校どっちが大事だ?」テストで休みたいと店長に言ったら怒られる時代。それは恐ろしいこととは思うが、24時間365日、盆正月も関係無しに開いている店の存在はそういった人たちのお陰で成り立っている。インフラなら手厚い手当も出るのだろうが、アルバイトにもそれと同等の責任を安い時給で負わすのは間違っている。できれば便利なチェーン店や夜遅くまでやっている小売店でのバイトは選ばないことが対応策だろうか?2016/11/18

skunk_c

24
「規制緩和をして労働市場にも市場原理をきちんと持ち込めば、雇用問題は解決する」が財界などの規制緩和論者の主張だが、福祉業界などのように、労働環境の悪化がますます残ったものを縛り付け、苦しめるという悪循環に陥っている。それがアルバイトにまで及んでいることを明らかにしたのが本書だ。本来賃労働とは使用者と労働者の契約により、労働力を労働時間に応じて賃金と交換するもの。その率を妥当なものとするため、労働組合による団体交渉などが保障されている。この最も基本的なことが労使双方に認識されていない。2016/05/03

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