岩波新書<br> 日本は戦争をするのか―集団的自衛権と自衛隊

個数:
電子版価格
¥814
  • 電書あり

岩波新書
日本は戦争をするのか―集団的自衛権と自衛隊

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年05月08日 22時19分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004314837
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0236

出版社内容情報

専守防衛の国なのになぜ? 集団的自衛権は尖閣問題とは関係ないのになぜ? 素朴な疑問をすっとばし、机上の論理がまかり通ろうとしている。解禁される武器輸出、国家安全保障基本法、日本版NSC……。そして現場のリアリズムから遠い議論に戸惑いを隠せない自衛隊。不戦・不殺の誓いを蹴散らして、日本はどこへ行くのか。

内容説明

安倍晋三総理の悲願といわれる集団的自衛権。武器輸出の解禁や日本版NSCの創設、国家安全保障基本法をめぐる議論などを背景に、今、日本が急激に変わろうとしている。政府で何が議論されているのか。それはリアルな議論なのか。自衛隊はどう受け止めているのか。長年日本の防衛を取材してきた著者による渾身の一冊。

目次

第1章 不安定要因になった安倍首相
第2章 法治国家から人治国家へ
第3章 安保法制懇のトリック
第4章 「積極的平和主義」の罠
第5章 集団的自衛権の危険性
第6章 逆シビリアンコントロール

著者等紹介

半田滋[ハンダシゲル]
1955年(昭和30)年栃木県宇都宮市生まれ。下野新聞社を経て、91年中日新聞社入社、東京新聞編集局社会部記者を経て、2007年8月より編集委員。11年1月より論説委員兼務。93年防衛庁防衛研究所特別課程修了。92年より防衛庁取材を担当。04年中国が東シナ海の日中中間線付近に建設を開始した春暁ガス田群をスクープした。07年、東京新聞・中日新聞連載の「新防人考」で第13回平和・協同ジャーナリスト基金賞(大賞)を受賞。著書に「『戦地』派遣 変わる自衛隊」(岩波新書、09年度日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 3件/全3件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

335
著者は東京新聞論説委員を勤めるジャーナリスト。とりわけ防衛問題に強い関心を寄せる。本書は、このタイトルに直接的な答えを出すものではないが、安倍首相(当時)の極端な右傾化政策に具体的に論及し、その危険に強い警鐘を鳴らすもの。とりわけ、ここで問題視されているのが、集団的自衛権であり、それを可能にする憲法解釈である。安倍首相は、内閣法制局(いわば行政に対する法の番人である)に不満であり、それに対抗すべく私的な諮問機関ともいうべき安保法制懇談会なるものを作っている。それ以後の政権も、この安部路線の延長上にある⇒2023/02/21

megumiahuru

51
安倍首相の言動は一貫して9条改正、集団的自衛権行使を志向していますが、結局は米国の言いなりなのだということが分かります。番長・アメリカについていきさえすれば大丈夫と考えているのでしょうか?パシリで焼きそばパンを買いにいくくらいならいいですが、アメリカ財政も火の車である昨今、そうもいかないでしょう。中東の最前線に自衛隊が派遣されるのも、そう遠くない日のような気がします。自分で戦争に行くつもりなど毛頭もない政治家の軽い判断のために、日本の若者が戦場で殺したり、殺されたりすることになってほしくありません。2014/09/18

夜長月🌙@5/19文学フリマQ38

46
なぜ?誰のために?日本は戦争をしようとしているのか?自衛隊が海外で戦争できるようにと憲法改訂をしてまで突き進もうとしています。国内の災害救助で多くの実績を残してきた自衛隊は今のままではいけないのでしょうか。仮想敵国は挑発はするものの本当に戦争に踏み切るとは思えません。その仔細を説明して国民の不安を鎮めるのが国のとるべき道です。立憲主義を否定して憲法解釈まで変えた政府はどこまで行こうというのでしょうか。2017/06/12

びす男

36
集団的自衛権、誰もが一度は考えなくてはならない問題だろう。タイトルから見当はつくだろうが、この本は基本的に行使容認に反対する立場だった。前半の安倍首相の政権運営手法に対する批判は、特に目新しいものもなかった。ただ、最後の方に書かれていた自衛隊のPKO活動や、海外派遣にたいする政治家たちの関心の薄さについては初耳の話も多く、印象的だった。閣議決定のプロセスや実効性についての疑問は、いまだに解消されていないまま残っている。政治家には丁寧な説明と、さらなる検討が求められていると感じる。あとで書評かきます。2014/09/27

壱萬弐仟縁

35
安倍首相が示した類型は、米国が北朝鮮と戦争すれば、在日米軍基地を抱える日本が巻き込まれる可能性が高いのに、無視している(ⅳ頁)。看過できない。人間の安全保障を。安倍首相の憲法観は、日本国憲法に相容れない。●国家権力を縛るものだ、という考え方は絶対王権時代の主流的な考え方●憲法は日本という国の形、理想と未来を語るもの、という点で馴染まない(38頁)。積極的平和主義:日本国憲法の柱のひとつ、平和主義とはまるで違う概念(113頁)。2015/09/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8102478
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。