出版社内容情報
奇態な姿をした無人偵察機など,軍事技術の変化が著しい.しかし,個々の兵器の変貌ぶりに目を奪われてはならない.真の変化は,IT技術を基礎にした戦争のネットワークシステム化にある.それは日常と戦場との境界を取り払う危険性を秘めている.米軍やNATO関係者への直接取材をもとに,最新の軍事動向をレポートする.
内容説明
奇態な姿をした無人偵察機など、近年の軍事技術は変化が著しい。しかし、個々の兵器の変貌ぶりに目を奪われてはならない。真の変化はIT技術を基礎にした戦争のネットワークシステム化にある。安全保障のゆくえをも左右する最新の軍事動向を、米軍やNATO関係者への直接取材をもとに、レポートする。
目次
第1章 サイバー戦争最前線(仁義なきサイバー抗争;サイバーの耳が盗み聴いている;サイバー軍産複合の誕生―多角・一体化する防衛・IT産業)
第2章 ロボットと透明戦争(二一世紀軍産複合の情景―ファーンボロー国際航空ショー;密会への招待状;交錯するゲームとサイバーの世界)
第3章 アフガン・サイバー戦争の旅(見えない戦場;サイバーに管理される透明な戦争;サイバーは全知全能か)
第4章 透明な新国際秩序(両極構造から見えない国際管理体制へ;海賊退治の国際艦隊はタマネギ構造;二一世紀の主人公は誰か―ヘゲモニー漂流)
第5章 日本ならではの道(そよ風の吹く時代―日本・NATOの初セミナーにて;姿の見えぬ敵を求めて9・11以降の世界―地理的な制約が消える;クモの巣にかかった日本防衛―米主導で一体化する世界軍再編;石巻の岸壁にて―サイバー時代 日本ならではの道)
著者等紹介
谷口長世[タニグチナガヨ]
愛知県名古屋市出身。東京外国語大学フランス語学科(国際関係専修コース)卒業。毎日新聞ブリュッセル特派員、同支局長をへて、現在、国際ジャーナリスト、ベルギー・ブリュッセルに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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hatayan
kaizen@名古屋de朝活読書会
Tadashi_N
tetsu
壱萬弐仟縁