岩波新書<br> 地下水は語る―見えない資源の危機

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岩波新書
地下水は語る―見えない資源の危機

  • 守田 優【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 201p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004313748
  • NDC分類 452.95
  • Cコード C0250

出版社内容情報

井戸水や湧き水として身近な地下水.都市化の中でその大量利用が続いた結果,地盤沈下や湧水の涸渇,新たな汚染が発生している.世界の穀倉地帯には,農業用水の危機も迫る.日本の事例についてさまざまな障害がどのように発生するかを解説し,これからの地下水とのつき合い方を,資源・環境・文化の面から考える.

内容説明

井戸水や湧き水として身近な地下水。都市化のなかでその大量利用が続いた結果、地盤沈下や湧水の涸渇、新たな汚染が発生している。世界の穀倉地帯には、農業用水の危機も迫る。日本の事例についてさまざまな障害がどのように発生するかを解説し、これからの地下水との付き合い方を、資源・環境・文化の面から考える。

目次

第1章 沈む大地(沈み行く東京;地盤沈下と地下水;東京ゼロメートル地帯;地盤沈下の現在)
第2章 涸渇する名水(都市をうるおす湧水;井の頭池はなぜ涸渇したか;水循環不全という地下水障害)
第3章 地下水と日本人(湧き水と井戸;井戸掘削の技術革新)
第4章 環境としての地下水(有機塩素化合物による汚染;地下水が地下駅を持ち上げる;地下鉄道が地下水を堰き止める)
第5章 地下水とどう付き合うか(地下水は誰のものか;「公共の水」としての地下水;地下水の将来)

著者等紹介

守田優[モリタマサル]
1953年熊本県熊本市に生まれる。東京大学工学部土木工学科卒業、同大学大学院修士課程修了。東京都土木技術研究所にて地盤沈下、地下水、都市河川の研究に従事。工学博士。現在、芝浦工業大学工学部教授。専攻は都市水文学、地下水水文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

7
1Fからの地下水汚染→海へ、という懸念。ブロックされていないと思う。地盤沈下東京(第1章)。経済成長したはいいが、地下水過剰使用による(6頁)。汚染水の問題も、地下水は目に見えにくいこと(11頁)から不安を募らせているのだろう。武蔵野台地の地下水トリチウム濃度の分布図(図2-6、75頁)。1975年と古いが、気になる地下図。トリチウムは水素の放射性同位体。半減期12・6年で濃度低減(76頁)。上総掘りは途上国へ技術供与したものをTVで見たことがある(116頁)。136頁~1F問題が出てくる。2013/11/02

だまし売りNo

5
浦和水脈は埼玉県の入間台地などの地下水が浦和市西部の荒川沿いに集まり、そこから南下して東京都の城北城東地域の地下水を涵養しているとの主張である。地下水の流れを説明する学説としては面白いが、東京都内で地下水を大量に汲み上げても浦和水脈から大量に供給されるから大丈夫という誤った影響を及ぼした。浦和水脈は汲めども尽きぬ魔法の泉ではない。ゼロサムやトレードオフという発想が欠けている。右肩上がりの経済成長の時代らしい歪みがある。 2018/05/01

tkmt

2
地下水利用に伴う公害とその対処、および地下水の歴史について。井の頭公園の渇水の原因が過剰汲み上げに伴う不圧地下水の下層への流下とするモデルは興味深い。筆者は否定していたが、公的機関による地下水の管理が行われても面白いかもしれない。沖縄では地下ダムが建設されているように、各地の地下水を効率的に、維持可能なように取り扱ってほしい。2021/11/25

chisa

2
水資源が豊富な国だといっても、無計画に地下水を取水してしまえば地盤沈下がおこる。そして取水しすぎた地下水が復活したとしても地盤沈下は回復しない。日本の水を目的とした外国企業の進出がチラホラあるようだが、水を無計画に取水してしまうことは資源の枯渇という側面だけでなく地盤沈下等の付随した影響にもつながることを踏まえて、早く法的な規制を整備することが望まれると思う。2013/03/24

Y.m.Kim2

1
『湧水があるということは、その地域の水循環系が健全である証拠なのである。水循環系が健全であるから湧水が存在するのである。 湧水がないなら代替水を探せばよいと考え、湧水の涸れた公園で人工的に水を流しているところもある。 しかし、環境の豊かさを考えるならば、湧水を保全するために水循環系を健全に保つこと、特に、目に見えない地下水から強くしていくことが鉄則である。』2013/08/16

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