出版社内容情報
井戸水や湧き水として身近な地下水.都市化の中でその大量利用が続いた結果,地盤沈下や湧水の涸渇,新たな汚染が発生している.世界の穀倉地帯には,農業用水の危機も迫る.日本の事例についてさまざまな障害がどのように発生するかを解説し,これからの地下水とのつき合い方を,資源・環境・文化の面から考える.
内容説明
井戸水や湧き水として身近な地下水。都市化のなかでその大量利用が続いた結果、地盤沈下や湧水の涸渇、新たな汚染が発生している。世界の穀倉地帯には、農業用水の危機も迫る。日本の事例についてさまざまな障害がどのように発生するかを解説し、これからの地下水との付き合い方を、資源・環境・文化の面から考える。
目次
第1章 沈む大地(沈み行く東京;地盤沈下と地下水;東京ゼロメートル地帯;地盤沈下の現在)
第2章 涸渇する名水(都市をうるおす湧水;井の頭池はなぜ涸渇したか;水循環不全という地下水障害)
第3章 地下水と日本人(湧き水と井戸;井戸掘削の技術革新)
第4章 環境としての地下水(有機塩素化合物による汚染;地下水が地下駅を持ち上げる;地下鉄道が地下水を堰き止める)
第5章 地下水とどう付き合うか(地下水は誰のものか;「公共の水」としての地下水;地下水の将来)
著者等紹介
守田優[モリタマサル]
1953年熊本県熊本市に生まれる。東京大学工学部土木工学科卒業、同大学大学院修士課程修了。東京都土木技術研究所にて地盤沈下、地下水、都市河川の研究に従事。工学博士。現在、芝浦工業大学工学部教授。専攻は都市水文学、地下水水文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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