• ポイントキャンペーン

岩波新書
日本の税金 (新版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784004313595
  • NDC分類 345.1
  • Cコード C0233

出版社内容情報

所得税,法人税,相続税,消費税,地方税.日本の税制は複雑でわかりにくい.何が問題で,どう改革すべきなのだろうか.政治家や官僚,役人に委ねられがちな税金の仕組み.市民の目線で見直せば,その改善の糸口が見えてくる.財政の行き詰まり,消費税率の引き上げが議論されるいま,必読の書である.

内容説明

所得税、法人税、消費税、相続税、地方税。日本の税制は複雑でわかりにくい。何が問題で、どう改革すべきなのだろうか。政治家や官僚、役人に委ねられがちな税金の仕組み。市民の目線で見直せば、その改善の糸口が見えてくる。税制の基礎を解説するとともに、改革への課題を指摘する。好評書の新版。

目次

序章 私たちは誰のために税を負担するのだろう?
第1章 所得税―給与所得が中心だが給与所得者は無関心
第2章 法人税―選挙権がないので課税しやすい?
第3章 消費税―市民の錯覚が支えてきた?
第4章 相続税―自分の財産までなくなる?
第5章 間接税等―税が高いから物価も高い?
第6章 地方税―財政自主権は確立できたのか?
第7章 国際課税―国境から税が逃げていく
終章 税金問題こそ政治

著者等紹介

三木義一[ミキヨシカズ]
1950年東京都に生まれる。1975年一橋大学大学院法学研究科修士課程修了。専攻は税法。現在、青山学院大学法学部教授(博士・一橋大学)、弁護士。政府税制調査会専門家委員会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

25
日本の税金の今の問題がよく捉えられていた。少し民主党に肩入れしている感があったが概ねわかり易かった。2012/04/15

Eradist

13
税金についての問題点などがざっくりわかる良本。ただ、あくまで税金についての本なので税金がどういう使い方をされているかというのはまた別に調べないといけない。2020/10/18

uD

10
間違えて税額を少なく申告すると加算税という制裁が課され、間違えて多く申告すると税法を知らなかったお前のミスだから救済はしないと言われる。税について知らないまま、むしり取られる状態を良しとせず、仕組みをきちんと理解し、納税者として適切な意見・判断を持てるようになりたいという気持ちで読みました。 日本の税制度を整理するのみならず、その問題点にまで言及しているので、初学者からすると少し難解に感じる部分もありつつ…超過累進税率と単純累進課税の説明なんかはわかりやすかったな。 もっと学んでから再読したい一冊です。2018/10/27

スパイク

9
もう消費税あがってしまったから遅いけど、一応、税金のことを知っておこうかなとおもって読んだ。が、挫折。難しかったんじゃなく、読むモチベーションが保てなかった。税制は素人が簡単に理解できるほど単純ではない、結局、その複雑さを理解した人が有利にことを運んでいるということは、わかった。私そんなに所得ないので、そこまで理解する必要がないか…。この態度がいけないことは、なんとなく解るんですが、たとえば10,000円の控除を受けるのに、確定申告書作成が10時間かかれば、時給1,000円としてチャラですからね。2014/04/19

どら猫さとっち

7
こうして読むと、我々は思うほど税金について、あまりにも知らなさすぎるのではないだろうか?税金はどのように使われるか、何の目的で支払い続けるか。本書には、そのヒントがある。4月から消費税が増税されるが、これを機に、本書で税金について考える必要がある。節税なども必要だか、まずは知ることが大切だ。まったく税金とは、厄介でわからないものだ。2014/03/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4676594
  • ご注意事項