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岩波新書
デスマスク

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  • サイズ 新書判/ページ数 229,/高さ 17cm
  • 商品コード 9784004313410
  • NDC分類 711.9
  • Cコード C0270

出版社内容情報

私のものでありながら決して自分では見られない「死に顔」を、かたちとして留めるデスマスク。人はいったい何のために、それを作ってきたのか? 古代ローマの先祖崇拝から中世を経て、近代の英雄と天才崇拝、そして「名もなきセーヌの娘」まで。生と死、現実と虚構のあわいに漂う摩訶不思議な世界をたどる。図版多数。

内容説明

私のものでありながら決して自分では見られない「死顔」を、形に留めるデスマスク。人はいったい何を表現すべくそれを作ってきたのか。古代ローマの蝋人形から王と教皇の中世を経て、近代の天才崇拝、「名もなきセーヌの娘」まで。生と死、現実と虚構、聖なるものと呪われたもののあわいに漂う摩訶不思議な世界をたどる。図版多数。

目次

第1章 古代ローマの先祖崇拝
第2章 「王の二つの身体」
第3章 教皇の身体
第4章 ルネサンスの蝋人形
第5章 ジャンセニストの死面
第6章 ギロチンとフランス革命
第7章 近代の天才崇拝
第8章 「名もなきセーヌの娘」

著者等紹介

岡田温司[オカダアツシ]
1954年広島県に生まれる。1978年京都大学文学部卒業、1985年同大学大学院博士課程修了、岡山大学助教授を経て、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専攻は西洋美術史・思想史。訳書にロンギ『芸術論叢』(監訳、ピーコ・デッラ・ミランドラ賞、中央公論美術出版)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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