出版社内容情報
かつては「国民病」とまで言われ,難病の代名詞であった肝臓の病気.いまやそれも,診断法・治療法の飛躍的進歩によって「治る病気」になった.ウイルス性肝炎,肝硬変,肝がん.その原因から最新の薬剤,治療法まで,専門医がやさしく丁寧に解説する.病気に立ち向かう勇気
内容説明
かつては国民病とまで呼ばれ、難病の代名詞であった肝臓の病気。いまやそれも、診断法・治療法の飛躍的進歩によって「治る病気」になった。ウイルス性肝炎、肝硬変、肝がん。その原因から最新の薬剤、治療法まで、専門医がやさしく丁寧に解説する。検査の数値が気になる人、肝臓病が心配な人のための、役に立つ一冊。
目次
第1章 肝臓病になってしまったら
第2章 肝臓は何をしている?
第3章 肝臓病を知る
第4章 ウイルス性肝炎
第5章 肝炎が進行すると
第6章 他にもある肝臓の病気
終章 肝臓病にならないために
著者等紹介
渡辺純夫[ワタナベスミオ]
1951年栃木県に生まれる。1976年順天堂大学医学部卒業。順天堂大学医学部消化器内科助教授、秋田大学第一内科教授を経て、順天堂大学医学部消化器内科主任教授。専攻は肝臓病学、消化器病学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mitei
63
私も健康診断で引っかかって心配なので病院に行ったりしてますが、本書の治療の流れがよくわかって安心した。2013/11/10
kinkin
7
自分も肝機能が悪いのでこの本を読んでみた。肝臓の役割、肝機能について、薬剤、肝機能障害の治療法などが事例に沿ってわかりやすく書かれている。2014/01/28
Ex libris 毒餃子
4
血液検査するたびにALTの値が高いので気をつけたい。酒を余り飲まず、肥満になる前から高いので薬剤なのかな?2015/12/04
Hideki Ando
4
今のところ肝臓ガンになることが多いのはウィルス性だが、今後はアルコールや脂肪肝が増えていくだろうとのこと。アメリカみたいに日本人が肥満化することは無いだろうとは思うが、遺伝的に肥満化傾向が小さくても、肝臓に影響が出やすいという可能性もあるので、今後注意していきたいと思う。2012/12/30
te_R9
2
肝臓が気になる人は一読しておくと後々助かるかも.主に肝炎の話題が大半を占めるがNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)とかNAFLD(非アルコール性脂肪肝疾患)の話題まであるので最新の肝臓病関連の話はひと通り載っていると思う.特に線維化とともに炎症の話も詳しく載っていたので個人的にも非常に役に立った.折をみて参照したい.2011/08/31