岩波新書<br> ルポ 貧困大国アメリカ〈2〉

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岩波新書
ルポ 貧困大国アメリカ〈2〉

  • 堤 未果【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 岩波書店(2010/01発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004312253
  • NDC分類 368.2
  • Cコード C0236

出版社内容情報

学資ローンに追い立てられる若者たち。生活設計が立たずに絶望する高齢者たち。社会の底割れが加速する状況は、オバマの登場で変わるのか。人びとの肉声を通して、アメリカの今をリアルに活写するルポ、待望の第二弾。

内容説明

経済危機後のアメリカでは、社会の貧困化が加速している。職がみつからず、学資ローンに追い立てられる若者たち。老後の生活設計が崩れた高齢者たち。教育や年金、医療、そして刑務所までもが商品化され、巨大マーケットに飲みこまれている。オバマ登場で状況は変わったのか。人々の肉声を通して、アメリカの今を活写するルポの第二弾。

目次

第1章 公教育が借金地獄に変わる(爆発した教師と学生たち;猛スピードで大学費用が膨れ上がる ほか)
第2章 崩壊する社会保障が高齢者と若者を襲う(父親と息子が同時に転落する;企業年金の拡大 ほか)
第3章 医療改革vs.医産複合体(魔法の医療王国;オバマ・ケアへの期待 ほか)
第4章 刑務所という名の巨大労働市場(借金づけの囚人たち;グローバル市場の一つとして花開く刑務所ビジネス ほか)

著者等紹介

堤未果[ツツミミカ]
東京生まれ。ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士号修得。国連婦人開発基金(UNIFEM)、アムネスティ・インターナショナル・NY支局員を経て、米国野村證券に勤務中、9・11同時多発テロに遭遇。以後、ジャーナリストとして各種メディアで発言、執筆・講演活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

448
生活に苦しい人たちがYes We Can!という言葉に惹かれてオバマ元大統領に投票した人たちがより苦しくなっていることにショックを受けた。日本もこうなるのかなぁ?しかしアメリカはなんでも試していく土壌が強いな。その後投票した人たちがトランプに流れたのは本書が書かれた後だが、そういう雰囲気はその頃からあったんだな。2017/03/22

ヴェネツィア

265
『オバマが』大統領になったと、大きな期待を寄せられていたが、実態は、オバマが『大統領になった』に過ぎなかったようだ。つまり、彼はマイノリティの代弁者でもないし、社会的弱者の救済者でもなく、ただの政治家だったということ。また、だからこそ大統領になれたのだろう。本書は「学資ローン」、「社会保障」、「医療」、「刑務所ビジネス」を取り上げているが、そのいずれもが日本の近未来像を見るようで、きわめて恐ろしい。今の日本もまた、同じ資本の論理に立っているからだ。すなわち、ごく少数の富者と、圧倒的多数の弱者という構図だ。2014/03/15

あすなろ

99
僕はIと同じく、堤未果氏の文章が好き。思想的表現は別として。アメリカの数歩遅れの我が国の現実は、こうした本を睨みながら今の政治を我々が決めていかなくてはいけない。そうした検討の格好の材料足り得る。Ⅰと共に。間違っても刑務所REITが存在する様な世の中不可思議だと思う。暗黒の時代ブッシュ〜リーマン〜チェンジ・オバマ〜トランプという潮流の中で、トランプ時代も堤氏に書いて欲しいと思った次第である。 2017/07/21

molysk

88
本書の初版は2010年で、貧困が加速するアメリカを報告した前作から2年後。1期目のオバマへの希望が失望に変わりつつある時期であった。本書では、学資ローン、社会保障、医療保険、刑務所ビジネスを主題として、巨大資本に搾取される貧困層を描き出す。貧困は、オバマでも変わらなかった。だが、人々の意識の中にもたらされたチェンジが、この国の未来を照らし出し始める、と希望を感じさせるあとがきで締めくくられる。実際には、さらに悪化した社会の分断が、貧しい人々を「アメリカを再び偉大に」の旗の下に駆り立てることになった。2022/08/25

ntahima

78
『今、最もトレンディな投資先-順調に増加する有罪判決と逮捕率が確実な利益をもたらしてくれます。急成長するこのマーケットに今すぐ投資を!』これは某投資会社が民営化された刑務所への投資を募るパンフレットの一文。受刑者は英語堪能且つ第三世界より安価な労働力として産業界に組み込まれる。利益を出す為にはこの超安価な労働力を恒常的に維持することが必要?受刑者費用の税負担の是非に関しては日本でも議論があるが刑務所を営利事業と見るのは幾ら何でも行き過ぎ。受刑者は衣食住関連費用も請求され刑期を終える頃には借金だけが膨らむ。2012/01/27

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