岩波新書
長寿を科学する

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  • サイズ 新書判/ページ数 184,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004312093
  • NDC分類 491.358
  • Cコード C0247

内容説明

若いうちに老いる早老症という病気から老化や寿命の因子が追究され、百歳以上の人たち=百寿者からは長寿の要因が調べられている。超高齢社会に対応する新しい長寿科学は、現段階で何をどこまで解明できているのだろうか。加齢による身体と脳機能の変化、認知症やうつ、QOLの考え方などを説明し、あるべき社会の姿を考える。

目次

1章 押し寄せる高齢化の波(増える高齢者とそのスピード;高齢者グループの中身 ほか)
2章 高齢者のQOL(QOLといわれるもの;高齢者のQOLを阻害するもの ほか)
3章 長寿はどこまでわかったのか(早老症を追って;長寿の要件をさぐる ほか)
4章 長寿社会をどう生きるか(長寿社会の光と陰;「生きている」から「生きていく」へ ほか)

著者等紹介

祖父江逸郎[ソブエイツロウ]
1921年名古屋市生まれ。1943年名古屋帝国大学医学部卒業。名古屋大学教授、国立療養所中部病院(現国立長寿医療センター)長、愛知医科大学学長などを経て、現在、名古屋大学・愛知医科大学名誉教授。専攻は内科、神経内科(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

14
長生きするためには~とうちの高齢の両親の参考になるかな、と思って読んだんですが、あまりにも「科学的」でした・・・。でもエッセンスだけは頭に入ったかな。2013/06/26

Humbaba

13
人間は年を取ればそれだけ衰える.それは誰であっても避けようのない事実である.長寿になったとしても,ただ寝たきりで死んでいない状態が延びるだけでは価値が低い.生きている時間を長くすることこそが,重要であろう.2013/02/23

おおにし

10
百寿者(センテナリアン)の科学的調査で長寿の条件が少しずつわかってきました。疾病の発生しにくい家系、経済的に恵まれている、意志が強く執着的かつ明るく親しみやすい性格などなど長寿の条件が少しずつ解明されてきました。また、百寿者の死因にがんは少ないが、病理解剖すると多重がんが見つかることが多いそうです。この「天寿がん」の研究も今後の課題でしょう。この先科学がどこまで長寿の秘密を解明できるのか興味深いところです。2014/09/25

Humbaba

3
長寿になったとしても、それが生きているのではなくて生かされているだけであれば余り価値はない。大切なことは、自分のことを自分で判断し、行動ができるということである。加齢により衰える部分が生じてくることは避けられない。それでも、できることは時分でやり、周囲は自己が起こらないようにサポートをするよう心がけることが大切になる。2014/01/03

輝(アキラ)

3
百寿者は生活習慣病のり患率が低い。運、体質、家庭状況、、、さまざまそろったところで実現する。100歳は1日にしてならず。2012/10/01

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