岩波新書<br> 子どもの貧困―日本の不公平を考える

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岩波新書
子どもの貧困―日本の不公平を考える

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  • サイズ B40判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004311577
  • NDC分類 368.2
  • Cコード C0236

内容説明

健康、学力、そして将来…。大人になっても続く、人生のスタートラインにおける「不利」。OECD諸国の中で第二位という日本の貧困の現実を前に、子どもの貧困の定義、測定方法、そして、さまざまな「不利」と貧困の関係を、豊富なデータをもとに検証する。貧困の世代間連鎖を断つために本当に必要な「子ども対策」とは何か。

目次

第1章 貧困世帯に育つということ
第2章 子どもの貧困を測る
第3章 だれのための政策か―政府の対策を検証する
第4章 追いつめられる母子世帯の子ども
第5章 学歴社会と子どもの貧困
第6章 子どもにとっての「必需品」を考える
第7章 「子ども対策」に向けて

著者等紹介

阿部彩[アベアヤ]
マサチューセッツ工科大学卒業。タフツ大学フレッチャー法律外交大学院修士号・博士号取得。国際連合、海外経済協力基金を経て、1999年より、国立社会保障、人口問題研究所国際関係部第2室長に就任。厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査検討会」委員、内閣府男女共同参画会議監視・影響調査専門調査会「生活困難を抱える男女に関する検討会」メンバーなどを務める。『生活保護の経済分析』(共著、東京大学出版会、2008年)にて第51回日経・経済図書文化賞を受賞。研究テーマは、貧困、社会的排除、社会保障、公的扶助(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ヴェネツィア

442
著者の阿部彩氏は国立社会保障・人口問題研究所の研究員。本書では、子どもの貧困問題を様々な統計資料を提示し、読み解いてゆく。これがこの人の手法であり、語り方なのだろう。中には「母子世帯の声」も紹介されているが、全体にはマクロの視点からの分析であり、やや高踏的な感も否めないか。しかし、テーマ内ではきわめて多角的に問題点を指摘しており、驚くような結果が出ているわけではないが、手堅い説得力が感じられる。また、巻末には「子どもの貧困ゼロ社会への11のステップ」として提言が掲げられている。2020/09/29

えちぜんや よーた

71
所得再分配の前後でみた子どもの貧困率水準の比較(2000年代中頃)(単位:%) ・フィンランド 15.8→4.2 ・フランス 21.6→7.6 ・スウェーデン 15.0→4.0 ・英国 25.1→10.1 ・アメリカ 27.4→20.6 ・日本 12.4→13.7 日本だけが、国民全体の所得を社会保障で再分配すると、 再分配前より、再分配後の方が貧困率が高くなります。 資料:OECD「Growing Unequal ?( 2008)」より2013/05/18

えちぜんや よーた

69
"最初は何もないところから始めて、がむしゃらに働くんですよね。でも、そうやってがむしゃらに働いていると、だいたい五年目くらいで身体が壊れてしまうんですよね"(P136第4章追いつめられる母子世帯の子ども) 親を「勤務地」という物理的制約から解き放したらどうなるか?と考えてしまいます。産休中にプライベートプロジェクトを進めた理由→http://projects.cybozulive.com/tryal/2013/05/19

kinkin

55
これまでは皆中流ということが普通だった社会が、いつのまに格差社会という4文字で普通に語られるようになった。憲法にもある幸福を追求する権利は行使出来ぬまま、貧困から抜けられることもなく生活を続けていくこtがほとんどだという。 まず貧困の定義から始まる本書は現代の日本を知るための足がかりだと感じた。 続編も読んでみたい。2014/12/30

Mr.チャーリー

47
僕の住む地域広報紙で、たまたま目についた「貧困で孤立する子どもたち」のタイトル。本書の著者、阿部彩さんの講演会のお知らせでした。自然と本書を読んでみたくなって購入しました。今、日本では子どもの7人に1人が貧困にあると推測されているそうです。子どもの貧困に関する様々なデータによって、日本の現状や欧米諸国との比較が示されています。著者は子どもの数を増やすだけではなく、幸せな子どもの数を増やすことを目標とする政策を提唱しています。僕たちに何ができるかを考えさせられる内容です。2019/01/31

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