岩波新書
戦争絶滅へ、人間復活へ―九三歳・ジャーナリストの発言

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004311409
  • NDC分類 304
  • Cコード C0236

内容説明

敗戦の日に戦争責任をとる形で朝日新聞社を去った著者は、いま、その選択を悔いる。残って「本当の戦争」を伝え直すべきだった、と。週刊新聞『たいまつ』休刊から三十年、その深い思索と熱い主張の到達点とは―。従軍記者体験をふまえ、憲法九条のもう一つの意味、社会主義挫折への見方、そして未来を照らす希望の在りかを語る。

目次

第1章 ジャーナリストへの道
第2章 従軍記者としての戦争体験
第3章 敗戦前後
第4章 憲法九条と日本人
第5章 核兵器のない世界へ
第6章 絶望のなかに希望はある

著者等紹介

むのたけじ[ムノタケジ]
本名・武野武治。1915年、秋田県に生まれる。東京外国語学校スペイン語科卒、報知新聞社を経て朝日新聞社に入社、記者として報道に携わった。1945年8月15日、戦争責任をとる形で退社し、1948年、秋田県横手市で週刊新聞『たいまつ』を創刊、1978年の休刊まで主幹として健筆を揮った。その後も、著作・講演などを通し、ジャーナリストとして活動している

黒岩比佐子[クロイワヒサコ]
1958年、東京都に生まれる。慶應義塾大学文学部卒、ノンフィクション・ライター。著書に『「食道楽」の人 村井弦斎』(岩波書店、サントリー学芸賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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