感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浅香山三郎
9
親族に腎臓病の者がゐるので、参考文献として読む。日本の腎臓病治療は透析を多用するが、そこに至るまでに、透析をしないでも済む対策があり、それらを地道に実践すれば、患者の様々の負担は軽減できる、と説く。また、腎移植の有用性を説き、移植条件を巡る法制の緩和を主張してゐる。腎臓病を巡る情況を知る上では、やや専門的だが、参考になつた。2022/12/25
讃壽鐵朗
3
長年に渡る著者の意気込みが伝わって来る2014/09/22
colocolokenta
3
客観性にいまいち欠ける文章。今ひとつ、エビデンスが伝わってこないのが残念。逆に言うと、日本における腎疾患を取り巻く環境がこの程度なのか。2009/10/28
security blanket
2
透析療法が医療費に占める割合が極めて高いことを指摘し、透析に入る前の段階で抑え込む予防的な医療の推進について書かれている。全く自分の専門ではないけれど、筆者は医療と福祉をトータルコストで考えられていて、自分の業界に利益誘導をしようとするような類の本では全くないと感じた。一方で、相当の葛藤を経ながら「経済誘導より腎不全保存療法の普及をはかる」という結論を出されている。その20年にもわたる葛藤具合は「医は仁術、利益誘導で診療が普及するのは情けない」といった批判を相当に予想している様子だった。これから私が政治経2014/05/26
kaku-t
2
腎臓病は理解するのに難しい。結構知らないことばかりでした。読書メーターに本を登録する以前に読んだ本で、再度購入して読みました。2011/07/31