岩波新書<br> 数に強くなる

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岩波新書
数に強くなる

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  • サイズ 新書判/ページ数 220p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004310631
  • NDC分類 410
  • Cコード C0241

出版社内容情報

「数字なんて見るのもイヤッ!」・・・・・・とはいっても、仕事でも何でも付いて回るのが、数字の厄介なところ。『直観でわかる数学』の著者が「数の極意」を伝授する。読めばたちまち効果テキメン。数字に負けない自力が身につく。

【目次】

はじめに――数(かず)とはどんなものか

1.数に強くなる
 前口上/数がイヤな理由/数はくたびれる/数に強い人とは/数に強い人の頭の中/頭の中で全体を作る/全体の中でとらえる/なんでも数にする

2.数の感覚をみがく
 気色が良い数・気色が悪い数/ゼロの個数を丸覚えする/その場で数を作る/体感基準をインプットする/数の認識回路を持つ/ザックリのすすめ/ドンブリのすすめ/ドンガラのすすめ/数を立体的に表わす

3.数の声を聞く
 ぜんぶ「1人当たり」にする/水呑百姓はどれほど苦しいか/「変わる」を基軸にする/ソロバン頭を育てる/1000を聞いて1で知る/音と光と数の不思議

4.数を使う1日
 1000歩1キロの法則/1駅2分の法則/自己評価は2割増しの法則/6%の原理と7‐10の法則/大入り満員7掛けの法則/ニッパチの法則/2‐6‐2の法則

おわりに

【著者紹介】(はたむら・ようたろう)
1941年生まれ。工学院大学グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科教授。東京大学名誉教授。畑村創造工学研究所代表。
著書:『直観でわかる数学』 『続 直観でわかる数学』 『技術の創造と設計』(岩波書店)、『失敗学のすすめ』(講談社)、『畑村式「わかる」技術』『組織を強くする技術の伝え方』(講談社現代新書)、『実際の設計 第6巻 技術を伝える』(日刊工業新聞社、編著)、ほか多数。
NHK教育『マテマティカ2』(2007年春より放送)の監修もつとめる。

内容説明

「数字なんて見るのもイヤッ!」…とはいっても、仕事でも何でも付いて回るのが、数字の厄介なところ。この本は、日頃そんなふうに感じている人のための本です。『直観でわかる数学』のハタムラ先生が、とっておきの「数の極意」を伝授します。読めばたちまち効果テキメン。数字に負けない地力とシブトさが身につきます。

目次

1 数に強くなる(前口上;数がイヤな理由 ほか)
2 数の感覚をみがく(気色が良い数・気色が悪い数;ゼロの個数を丸覚えする ほか)
3 数の声を聞く(ぜんぶ「1人当たり」にする;水呑百姓はどれほど苦しいか ほか)
4 数を使う(1日1000歩1キロの法則;1駅2分の法則 ほか)

著者等紹介

畑村洋太郎[ハタムラヨウタロウ]
1941年生まれ。工学院大学グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科教授。東京大学名誉教授。畑村創造工学研究所代表。専門は、創造的設計論、失敗学、知能化加工学、ナノ・マイクロ加工学、医学支援工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

116
畑村先生の本は図解が多く読んでいてわかりやすさが非常にあると思います。この本もその例に漏れず、数学というよりもその題名そのままで数字に拒否感がある人に、数字とはかなり面白いものだということを様々な例を用いて説明してくれます。物足りないという人もいるかもしれませんが、このような数学でない分野の本もあってもいいのかもしれません。2015/10/20

月讀命

63
著者はこの本を読んで欲しい人に、数学を教える先生と教わる学生は当然であろうが、その他に、数字嫌いな人、数字に自信を失ってしまった人、数字を見ると蕁麻疹がでる人(実際、こんな人は見た事も聞いた事も無い。)、仕事で数字と向き合わざるを得ないビジネスマン、家庭の主婦とある。これでは、税理士、公認会計士を除く日本国民全部が対象ではないか。数を扱う上で桁違いには問題あるが、概数をざっくりと捉えて、数の気持ちになって物事を考える「数の極意」を伝授してくれる。数に負けない能力を身につける事が社会で重要であると言う事か。2010/12/20

WATA

59
数にまつわるエッセイ集。数に強くなるには数の感覚を磨くのが一番、そのために日頃の生活の中で数の訓練をしよう、というコンセプトの本。最後の章に出てくる法則が特に面白い。「複利72の法則」や「2-6-2の法則」などは他の本でもよく出てくるが、「東京の地下鉄1駅2分の法則」や「ドタキャン1割の法則」などは初めて見る。そんなところにまで傾向を見つけようとする視点・考え方が楽しい。自分も何かの法則を考案してみようかな、「文庫本1ページ1分の法則」とか。2014/08/26

mitei

51
著者の数の見方を知ったら数学も楽しく勉強できそう。2012/09/22

naoっぴ

38
生活の中で数字的法則を見つけ出し、日常的にも数字を楽しもう、という本。文章の合間にイタズラ書きのような図解イラストを挟みつつ、自分なりの様々なオリジナル法則を作り出し、なんでもかんでも数にあてはめてしまう手法は興味深かった。音階も色も数字にしてしまい、中には「1日に歩く歩数が1000歩減ると目方が1キロ増える法則」なんてのもあって、それは畑村さんだけでしょう、などと突っ込みを入れる法則もあったりして(笑) 理屈っぽさ全開、突っ込みどころ満載の楽しい数字雑学本でした。2014/11/10

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