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岩波新書
人はなぜ太るのか―肥満を科学する

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004310563
  • NDC分類 493.12
  • Cコード C0247

出版社内容情報

太る理由から正しいやせ方まで
―─肥満をめぐる疑問を一挙に解決!

ダイエットをいろいろ試したけれど、なぜやせられないのか?
食べる量をとくに増やしているわけではないのに、なぜスカートやパンツがきつくなってしまうのか?
ダイエット食品や、やせ薬の効果は、誰にでも同じようにあるのだろうか?
「太りすぎは健康に悪い」と言われているが、どうして健康に悪いのか?

メタボリック症候群の報道に見られるように、肥満は単に美容上だけの問題でなく、健康にも悪いことが大きく取り上げられている。では、肥満はどんな病気につながるのか。どこまで太れば、「肥満」といえるのか。健康的にやせるには、どうしたらいいのか。最新の疫学調査のデータをもとに、肥満をめぐる疑問を一挙に解決する。

内容説明

メタボリック症候群の報道にみられるように、肥満の健康への悪影響が大きくとりあげられている。では、肥満は具体的にどんな病気につながるのか。太る仕組みとはどうなっているのか。どこまで太れば「肥満」といえるのか。健康的にやせるには、どうしたらいいのか。最新の疫学調査のデータをもとに、肥満をめぐる疑問を一挙に解決する。

目次

プロローグ なぜやせられないのか―肥満をめぐる疑問あれこれ
第1章 肥満の仕組み
第2章 肥満をはかる
第3章 肥満はなぜ健康に悪いか
第4章 健康的にやせるには?
エピローグ ちょっぴりやせたい人へのアドバイス

著者等紹介

岡田正彦[オカダマサヒコ]
1946年京都府に生まれる。1972年新潟大学医学部卒業。1990年より同大学医学部教授、医学博士。米国学会誌IEEE Transactions on Biomedical Engineering編集委員、学会誌『生体医工学』編集長などを務める。1981年新潟日報文化賞、2001年臨床病理学研究振興基金「小酒井望賞」受賞。専門は予防医療学、長寿科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

38
さすが岩波書店。他のダイエット本とは一線を画し、肥満を医学的見地からフラットに述べられている。太る仕組みで引かれたグリセミック指数は参考になるなー。メタボ(リックシンドローム)=おデブという印象は誤っており、糖尿病につながる代謝異常が本意であることに目から鱗。肥満から脱するための方法は、運動と食事という地道な方法が最善と判る説明。やせ薬・やせサプリの危うさにも言及していて良い。2014/07/05

カッパ

21
太ることを脂肪がついて体重が増えることとする。なんで太るのか。それは必要以上にとるからだとは思っている。三大栄養中ではたんぱくだけは捨てられるのうである。とはいえ単純でなく遺伝子やホルモンの問題もある。肥満は様々な病気をよぶ、私に関していうと気持ち面でもおおいに下がる。魔法の痩せる方法はないが、、、。2018/07/10

gondan

14
★★★☆☆ 肥満に関する基本的なことを取り上げた入門書。「売りたい」気持ちが先立つダイエット本は巷にあふれているが、基本的なことをしっかりと書いた本はあまりないと感じる。著者も指摘している通りダイエットや肥満に関してはエビデンスを集めることが難しく、専門家の間でも意見が分かれてしまう。その中でも本書はところどころ自分の理解と違う点があるが、おおむね正直に書かれている。まあまあな本ではないだろうか。「肥満を解消するだけで検査値の良くなる人が非常に多い」という著者の臨床経験を信じて頑張ってみるか!! 2012/02/21

くさてる

12
まさに題名通りの内容。基礎的なことからその知識を応用してのダイエット理論まで、コンパクトに収まっています。とかく目新しい理論やダイエット方法が注目を集めやすいものだけど、この本を読んでおけばそういうものに惑わされずにすむのでは。結局、王道と継続にかなうものはないのですね…。2015/10/28

だがやもん

6
世に溢れるダイエット/減量ノウハウの本ではなく、肥満のメカニズムと体への影響、その対策を綴った本。印象に残ったのは、調査・研究の難しさ。 肥満には様々な要因があるのでハッキリと分からない事が多い。相関関係が認められていても因果関係までは分からなかったり。それでも、学術調査・論文から多く引用し(出版当時の)新しい知識が分かりやすく書かれている。BMIや体脂肪率、目安としやすい数値に関しても数値をみる際の注意点だったり、実際の減量に役立つ情報も多い2012/04/18

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