内容説明
二一世紀に入っても戦争が相次ぎ、貧困や環境破壊は深刻化するばかりだ。人類の平和と福祉をめざす国連は、いま世界からの不信と期待の目に囲まれているといえよう。過去の成果は何であり、何に挫折してきたのか。今後の道筋はどう描かれるのか。元事務次長による定評ある入門書を、日本の加盟五〇周年を機に二〇年ぶりに全面刷新。
目次
第1章 国連の再生をめざして
第2章 国連誕生への道
第3章 冷戦時代の国連
第4章 冷戦後の国連
第5章 国連は「人類の議会」か
第6章 国連と平和の維持
第7章 人類の福祉を求めて
第8章 事務総長と国際公務員
第9章 国連と日本
著者等紹介
明石康[アカシヤスシ]
1931年秋田県に生まれる。1954年東京大学教養学科卒業。同大学院を経て、ヴァージニア大学、フレッチャースクール、コロンビア大学に留学。1957年から国連事務局に勤務し、政務担当官、事務総長官房補佐官などを歴任。この間、1962年から63年まで職員組合委員長。1974年から79年まで日本政府国連代表部参事官、同公使、同大使を務める。1979年から国連事務次長(広報担当、軍縮担当、人道問題担当)。この間、1992年から1995年まで事務総長特別代表(カンボジア暫定統治機構、旧ユーゴスラビア担当)、1997年末退官。現在はスリランカ平和構築担当日本政府代表、日本国連学会理事長、立命館大学および国際教養大学客員教授、明石塾塾長など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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