出版社内容情報
橘木 俊詔[タチバナキ トシアキ]
著・文・その他
内容説明
低所得労働者の増大、新しい貧困層の出現、奪われる機会の平等…。教育や雇用などあらゆる場で格差が拡大するなか、いま日本社会に何が起きているのか。格差問題の第一人者である著者が、様々な統計データによって、格差の現状を詳細に検証し、不平等化が進行する日本社会のゆくえを問う。格差論の決定版。
目次
第1章 格差の現状を検証する(所得から見る格差の現状;日本の不平等を国際比較する ほか)
第2章 「平等神話」崩壊の要因を探る(長期不況と失業の増大;雇用に広がる格差 ほか)
第3章 格差が進行する中で―いま何が起きているのか(新しい貧困層の様相;低所得労働者が意味するもの ほか)
第4章 格差社会のゆくえを考える(格差拡大を容認しても大丈夫なのか;貧困者の増大がもたらす矛盾 ほか)
第5章 格差社会への処方箋―「非福祉国家」からの脱却(競争と公平の両立;雇用格差を是正する ほか)
著者等紹介
橘木俊詔[タチバナキトシアキ]
1943年兵庫県に生まれる。小樽商科大学、大阪大学大学院を経て、1973年ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。その後、米、仏、英、独の大学・研究所で教育職・研究職を歴任。京都大学経済研究所教授、経済企画庁客員主任研究官、日本銀行客員研究員、経済産業省ファカルティフェローなどを経て、京都大学大学院経済学研究科教授。2005年度日本経済学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
tolucky1962
vinlandmbit
まろにしも
luther0801