岩波新書<br> 格差社会―何が問題なのか

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格差社会―何が問題なのか

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  • サイズ B40判/ページ数 212p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004310334
  • NDC分類 304
  • Cコード C0233

出版社内容情報



橘木 俊詔[タチバナキ トシアキ]
著・文・その他

内容説明

低所得労働者の増大、新しい貧困層の出現、奪われる機会の平等…。教育や雇用などあらゆる場で格差が拡大するなか、いま日本社会に何が起きているのか。格差問題の第一人者である著者が、様々な統計データによって、格差の現状を詳細に検証し、不平等化が進行する日本社会のゆくえを問う。格差論の決定版。

目次

第1章 格差の現状を検証する(所得から見る格差の現状;日本の不平等を国際比較する ほか)
第2章 「平等神話」崩壊の要因を探る(長期不況と失業の増大;雇用に広がる格差 ほか)
第3章 格差が進行する中で―いま何が起きているのか(新しい貧困層の様相;低所得労働者が意味するもの ほか)
第4章 格差社会のゆくえを考える(格差拡大を容認しても大丈夫なのか;貧困者の増大がもたらす矛盾 ほか)
第5章 格差社会への処方箋―「非福祉国家」からの脱却(競争と公平の両立;雇用格差を是正する ほか)

著者等紹介

橘木俊詔[タチバナキトシアキ]
1943年兵庫県に生まれる。小樽商科大学、大阪大学大学院を経て、1973年ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。その後、米、仏、英、独の大学・研究所で教育職・研究職を歴任。京都大学経済研究所教授、経済企画庁客員主任研究官、日本銀行客員研究員、経済産業省ファカルティフェローなどを経て、京都大学大学院経済学研究科教授。2005年度日本経済学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

48
この問題の入門書として良書。高校生くらいの方から読んでいただいて、将来や社会に対する問題意識を持ってほしいと思う。2015/07/14

tolucky1962

16
小泉内閣終盤、格差が広がった。ジニ係数は上がり、再配分は下がる。生活保護受給者、貯蓄ゼロ世帯、非正規、完全失業率は上昇。貧困率はOECD5位。最高所得税率は70%→37%。主要国最低の最低賃金を受取れない率も高い。ホワイトカラーの開放性は低い。雇用対策支出は米国に次いで低い。公的教育支出はギリシャに次いで低い。再配分効果は主要国最低。低福祉なのにさらに小さな政府をめざしているという。この後13年格差は広がっている。米国を目指してGAFAは現れない。目を閉ざす閉ざさせる(統計を隠す)ことは危険。 2019/05/04

vinlandmbit

14
2007年刊行ですが、久々に再読。10年以上経ち世の中の状況も変化していますが、当時考察されている格差に関する現状整理とそのゆくえについては今でも通ずる/継続する問題が多見されます。。。2018/05/03

まろにしも

14
★★★格差拡大の実態をデータで分かり易く示している点は良かった。小泉内閣での規制緩和⇒競争促進⇒格差拡大。その格差が定着し、皮肉にも競争が阻害されているという点が興味深かった。教育経済学でも、本を良く読む子供が成績が良いのではなく、本を良く読む子供⇒親が高学歴・高収入⇒教育熱心・教育投資が大。というように、「親の収入」と「子供の成績」の相関を示している。「格差拡大」による「機会の不平等」と「競争の阻害」について再認識した。2017/07/09

luther0801

14
自分がどう対応していくか、ということに尽きる。社会のせいにするのはどうだろうか。社会全体のことを云々言える立場でないことは重々承知の上で。データの多さは素晴らしい。2015/02/08

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