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岩波新書
誰のための会社にするか

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  • サイズ 新書判/ページ数 232,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004310259
  • NDC分類 335
  • Cコード C0234

内容説明

どうすれば「正直でダイナミックな経営トップ」を確保できるか。アメリカ型の統治制度は日本に馴染むのか。「理想像」に沿った企業のありようとは?過去十数年の間に株価至上主義へと急激にシフトしつつある日本企業の現況を鮮やかに描き出し、問題提起する。長年、日本をつぶさに見続けてきた著者による、鬼気迫る警世の書。

目次

第1章 コーポレート・ガバナンス―「治」の時、「乱」の時
第2章 グローバル・スタンダードと企業統治の社会的インフラ
第3章 どこに改革の必要があったのか
第4章 組織の変革
第5章 株主パワー
第6章 株主天下の老後問題
第7章 ステークホルダー・パワー
第8章 考え直す機運
第9章 ステークホルダー企業の可能性

著者等紹介

ドーア,ロナルド[ドーア,ロナルド][Dore,Ronald]
1925年英国ボーンマス生まれ。戦時中に日本語を習って、1950年に初めて日本に留学した時以来、ロンドン、ブリティッシュ・コロンビア、サセックス大学開発問題研究所、ハーバード、MITの諸大学で教鞭を取りながら、主として日本の社会経済構造の研究および日本の経済発展史から見た途上国の開発問題の研究に専念してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

59
日本の企業のあり方を説いている気がします。アメリカ型の企業統治のあり方が本当にいいのかはわかりませんが流れとしてはこのような方向に向かっているのではないかと思われます。この手の本にしてはじっくり読ませてくれる内容で私の閑静にはあっている気がしました。2015/07/06

もりの

5
コーポレートガバナンスの話。他人事に感じてしまい、関心が持てないなあ。2018/12/04

Naota_t

3
本書が上梓されたのは2006年なので、この手の書籍が流行った年代よりは少しばかり遅い。(なので題名もちょっと捻っている、らしい) 岩波書店らしい内容で、文章はとても普通の日本語なのだけれど、すごく読みづらい。普段のペースで読んでてもなぜか全然進まない…。 『誰のための会社にするか』って言う割には著者の意見はかなり薄い。。 2012/05/22

cava

2
僕がずっと感じていたことがそのまま書かれていて、改めて日本は、本書の指摘であるように“株主所有物企業”であり、エリート層を中心に支持され、そして経営者は利害を従業員の不待遇を強いることで解決していたのは驚くに値しなかった。2020/07/27

k5

2
10年前、入社3年目のときに難しくて挫折した本ですが、13年目になってふと思い立ち、読み終えることができました。それでもまだ難しいところが残っていますが、だんだん読めるようになっている理由は、自分が成長したというよりも、筆者の危惧に反して株主利益主義の会社観が、この10年でさらにじわじわ浸透したためなのかと思います。2017/08/12

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