内容説明
IT革命の進行の下で、いま暮らしと仕事のあらゆる領域でスピードや効率を求める勢いが加速している。だが、他方でその潮流への根本的な懐疑も確実に拡がっていよう。「秒」に追われるニュースキャスターならではの痛切な問題意識に立って、「スロー」に生きることの意味と可能性を全国各地の食生活・教育・旅などの実例から考える。
目次
「それで人は幸せになるか」
スローフード、9・11、一神教
ファストフードの時代
寿司と蕎麦、そして「地産地消」
「食」の荒涼たる光景
小さな旅、スローな旅
失われた「子どもの楽園」
急ぐことで失うもの
「学ぶ」ということ
「スローウエア」「ファストウエア」
ロハスのすすめ、森林の危機
「木」を見直す
長寿と「人間の豊かさ」
スローライフ、北で南で
真の「勝ち組」になるために
著者等紹介
筑紫哲也[チクシテツヤ]
1935年大分県に生まれる。1959年早稲田大学政治経済学部卒業、朝日新聞社入社。政治部記者、ワシントン特派員、「朝日ジャーナル」編集長、編集委員などを歴任し、1989年退社。現在、TBSテレビ系「筑紫哲也NEWS23」キャスター、ジャーナリスト、NPO「スローライフ・ジャパン」理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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