岩波新書<br> 季語集

電子版価格
¥990
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

岩波新書
季語集

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 328p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004310068
  • NDC分類 911.307
  • Cコード C0292

内容説明

生活習慣や環境の変化に伴う季節感のずれや希薄化がすすんでいます。季語の世界にもそれが反映され、新しい季語が続々と生まれてきました。伝統的な季語に、バレンタインデー、春一番、あんパン、原爆忌などを加えて、三〇〇の季語を選び、解説したネンテンさんの読む歳時記。日々の俳句づくりに役立つよう例句・索引を付載。

目次

春(立春;光の春;春はあけぼの;木の根開く ほか)
夏(麦の秋;リラ冷え;明易し;晩夏 ほか)
秋(立秋;二百十日;新涼;残暑 ほか)
冬 新年(冬;神無月;小春;師走 ほか)

著者等紹介

坪内稔典[ツボウチトシノリ]
1944年愛媛県に生まれる。1972年立命館大学大学院文学研究科修士課程修了。佛教大学文学部教授、俳句グループ「船団の会」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yumiha

28
「木の根開く」「草雲雀」「ジューンドロップ」などの初めて聞く季語や稔典氏が季語に入れたいと提案しておられる「鯨来る」「蛸」など、興味深く読んだ。また、歳時記以上に詳しい季語にまつわるエッセイも興味深かった。たとえば夏目漱石の『草枕』『二百十日』などの作品の引用があったり、すでにすたれてしまった風習「草泊まり」「柿の木問答」「盆飯」「団子盗み」など面白かった。『雨ふり小僧』(手塚治虫)では、マンガを読んだ時の胸をギュッと締め付けられる感じを思い出した。2018/06/12

かふ

16
坪内稔典版「折々のうた」というような季語エッセイ。稔典さんは季語を二物衝突のようにずらすということを主張しているので、俳句の用例はその好みが出ているかな。「螢」だと「じゃんけんで負けて螢に生まれたの 池田澄子」や「蛍狩りうしろの闇へ寄りかかり 正木ゆう子」など。もともと季語は大陸から入ってきて、『古今和歌集』や『源氏物語』で意識付けられたもので、日本人はもともと二季だったとか。そういえば最近の異常気象も四季ではなく二季になったとかネットニュースで見た。四季を意識するのも若者より年取ってからだという。2023/08/09

yosuke31

1
借りて読むものではなく手元において気が向いたときにぱらぱらめくるのに適していると思う。2011/12/01

あやこうだ

0
こういう俳句もあるんだな。2016/10/30

ぱぴ@既読~10'+マンガ

0
トイレのお供に。2009/01/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/24212
  • ご注意事項