岩波新書
介護保険―地域格差を考える

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004308201
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0236

出版社内容情報

本格的な高齢化社会をむかえ,介護保険制度がスタートして3年.民間企業,生協,NPOなどの活動も視野に入れつつ,充実したサービスにむけて努力する自治体の現場をルポし,市民のための介護システムを追求する.

内容説明

本格的な高齢化社会をむかえ、介護保険制度がスタートして三年。だが、地方自治体による介護サービスには地域によって大きな差があり、これをどう考えるかが喫緊の問題となっている。民間事業者、NPOなどの活動も視野に入れつつ、充実したサービスにむけて努力する自治体の現場をルポし、市民のための介護システムを追求する。

目次

第1章 介護サービスの地域格差とは?(介護保険制度が導入されるまで;介護保険とは何か;介護保険導入後にみる地域格差の実態)
第2章 地域格差と向き合う市町村(生涯にわたる安心を目指す―東京都品川区;公共性を守るのが使命―埼玉県所沢市;福祉サービスの狭間で―千葉県鎌ケ谷市;民間活力を導入―兵庫県神戸市)
第3章 地域格差の時代を生き抜くために(より良い市町村とは何か;地域格差に負けない方法)

著者等紹介

中井清美[ナカイキヨミ]
1961年生まれ。新聞社の契約記者を経て、フリーに。ノンフィクション作家。定住外国人の人権、介護、雇用などのテーマが専門
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

41
自治体の財源の状態や、人材の能力によって、介護サービスに地域格差が生じてしまう現実。どこでも一律に均質なサービスが受けられれば良いのだけれど、難しい事情も透けて見える。当事者になる可能性を考えると、他人事ではなかった。2015/04/08

Hiroshi

2
2000年4月に導入された介護保険制度。以前高齢者介護は福祉の措置として行われてきたが、以後市場原理を取り入れた保険で行われる。要介護認定で要支援・要介護と認定された者は、ケアプランを作成し、そのプランに沿って介護が行われる。保険者が市町村の地方自治体である為介護格差が生じるが、福祉の時より最低限の介護は保障された。要介護認定の公正さが一番求められる。介護格差は、憲法で定められた地方自治の住民自治で住民の力で向上させるしかない。いざとなれば移住もと。介護は契約によりなされるので、介護される側の意識が大事。2015/03/25

Alice Narumi

0
ち地域格差はなくならない、それならば将来住む場所はしっかり調べてから決めるべき2012/06/06

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