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岩波新書
山を楽しむ

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  • サイズ 新書判/ページ数 225,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004308034
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0275

出版社内容情報

稜線をわたる風が汗ばんだ体に心地よく通りすぎてゆく時の壮快さ-著者が寸暇を惜しんで山を歩くのも,この至福の時を楽しむためだという.里山からエヴェレストまで,山の楽しさを語るエッセイ集.

内容説明

稜線をわたる風が汗ばんだ体に心地よく通りすぎてゆく時の爽快さ―心を豊かにしてくれるこの瞬間を求めて山に登る人は多いのではないか。里山からエヴェレストまで、著者が寸暇を惜しんで山を歩くのも、この至福の時を楽しむためだという。四季折々の山行、山のごちそう、山の環境保護の実践などを語るエッセイ集。写真多数。

目次

1 エヴェレストの頂上に立って(厳寒のエヴェレスト、シェルパたちが支え;ラッセルに苦闘し無心で歩みを進める ほか)
2 四季を歩く(足で楽しもう春本番;メキシコ富士の雪面で ほか)
3 世界の山、日本の山(高所と香りの不思議な関係;二四年ぶりのエヴェレスト ほか)
4 山の食卓(アイガーのビール;南会津の味 ほか)
5 快適な山歩きのために(初めはだれでも不安なもの;ひざ痛を防ぐために ほか)

著者等紹介

田部井淳子[タベイジュンコ]
1939年福島県に生まれる。1962年昭和女子大学英米文学科卒業。1975年世界最高峰エヴェレストに女性として世界初の登頂に成功。1992年オセアニア大陸最高峰カルステンツ・ピラミッド登頂により、女性で世界初の七大陸最高峰登頂者となる。2000年九州大学大学院比較社会文化研究科修士課程修了(研究テーマ、ヒマラヤのゴミ問題)。現在、山岳環境保護団体・日本ヒマラヤン・アドベンチャー・トラスト(HAT‐J)代表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aya Murakami

116
図書館本 本当にいろいろな国の山に登った方なのですね。ポポカテテトル山…、たしかちょっと前に大噴火したと聞きました。私たちが登るのはちょっと待ったほうがいいだろうなと思いながら読みました。 稜線歩き…調べてみたら尾根を歩くことみたいですね。そんな尾根で雷が鳴るというハプニングも語られていました。平地以上に雷は危険な存在になる…山歩きの知識が増えました。2019/10/06

roku7777

5
これといったことは書いてない。でも楽しい。山に登りたくなる。それだけでもこの本はいいのだ。山ごはんの章は読んでいるだけでよだれ。そりゃ山で芋煮会なんてやられた日にはって感じですよ。2020/07/05

まりこ

4
新聞や雑誌などで既発表の内容をまとめたエッセイ集。国内と世界各国の山登りに関するエピソードがこれでもかというくらい詰め込まれていた。雪崩に巻き込まれて流されたり、岩壁で立ったまま一晩を明かしたり、極限状態を体験している著者ならではの言葉の数々。それでも不思議とすんなり話が入ってくるのは著者のキャラクターなのかもしれない。エベレスト登頂時の言葉「もうこれ以上登らなくていいのだ。それがなによりもうれしかった。」田部井さんもわたしと同じ人間なのだ。夢中になれるものがある人間は強い。2020/02/02

さざなみ

4
「淳子のてっぺん」を読んで田部井さん本人がどのような人かを知りたくこの本を見つける。2002年に発行されたエッセイ集だったがまあよくもこれだけ世界中の山々を登られたことかとビックリするとともに、普段の生活、心がけ、自然に対する優しい気持ち等にも学ぶべきところがいっぱい。 最近我が家ではウオッシュレットのトイレを更新したが、 P215に記載された「親も一緒に自然体験の場へ」で述べられたトイレについてのウンチクには苦笑いをさせられた。2018/01/09

北の風来坊

4
山の仲間、自然、文化についてのエッセーです。体育嫌いの女性が山で育てられていく過程がおもしろく読めました。 2012/04/30

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