• ポイントキャンペーン

岩波新書
地震と噴火の日本史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 212p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004307983
  • NDC分類 453.21
  • Cコード C0244

出版社内容情報

日本列島は古くから大地震や噴火にみまわれてきた.古代・中世の記録に見る大地震,富士山・浅間山など江戸時代に続いた大噴火,元禄や安政の大地震,三陸大津波….親しく史料を読み込みながら,来るべき大災害に備える.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

33
防災情報機構会長、02年著。日本史の中の記録を元に地震と噴火による被害などを見ていく。更級日記に1020年の富士が書かれているが、当時は噴煙を上げていたという記述に驚いた。岩手県田老町には堤防の外側に家宅が築かれ、津波による流失を心配れている。吉村昭先生の「三陸海岸大津波」にも同地区が記載されているが、11年の震災で被害が出たことは残念だ。日本に住んでいくのに地震は避けられないものであるが、原発の安全性を鑑みてしまう。果たして本当に安全であるのか。震源はほぼ全国に渡り、いつどこで起こるか全く分かっていない2019/05/10

ちぃ

8
有史以来、記録された史料がかなりの数にのぼる可能性を示唆しています。それらの数を甘く見ていたと感じました。2023/02/19

シュラフ

7
日本では有史以来、各地で数多くの地震と噴火があった。北海道・東北・関東甲信越・北陸・中部・関西・四国・九州の各地で地震と噴火の被害を受けており、日本では逃げ場がないことがよく分かる。東京でも、関東大震災だけでなく、荒川河口付近を震源地とする安政の江戸地震(1855年)があった。日本人として地震・噴火とどう向き合うべきか心構えが必要である。歴史教育は自然災害の多くを教えないが、もっと学校で教えるべきだ。我々は防災意識、その時の心構えをもつべき。なぜなら日本にはまた自然災害がおこっても不思議でないのだから。2012/09/02

ちぃ

3
1703年元禄地震が1707年宝永地震さらに同年富士山で宝永噴火が起こり繁栄を謳歌した元禄の世が終わりを迎える。幕末の1850年代にも地震が相次ぐ。明治維新により江戸幕府は300年間に及ぶ統治を終えるのである。明治維新の維新政府は100年間統治をしたのち戦争により瓦解。現在の日本は79年目に当たる。 赤穂浪士の討ち入りが1703年の元禄の終わりの頃。当時の元禄時代は経済的に次第に行き詰まりを見せていたらしい。2024/02/20

おらひらお

2
2002年初版。著者独自の切り口は多くないが、列島内で地震と噴火がくりかえり起こり、社会に大きな影響を及ぼしていたことがよくわかりました。近々起きる予測もある周期的な地震もありますが、予測が外れることを祈るのみ・・・。2019/06/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/394007
  • ご注意事項