出版社内容情報
12ものヨーロッパ諸国が,伝統ある国民通貨を捨てて共通通貨ユーロを導入したのはなぜなのか.そのインパクトとは? ユーロのしくみ,歴史,特徴を,わかりやすく解説し,ユーロが成功する条件とゆくえを考える.
内容説明
二〇〇二年、米ドルに次ぐ世界第二位の「スーパー通貨」ユーロが完全な通貨として登場した。十二ものヨーロッパ諸国が、マルクやフランなど伝統ある国民通貨を捨てて共通通貨を導入したのはなぜなのか。それが世界に与えるインパクトは?ユーロのしくみ、歴史、特徴をわかりやすく解説し、そしてユーロが成功する条件とゆくえを考える。
目次
第1章 「スーパー通貨」の登場―「安定と活性化の通貨」としてのユーロ
第2章 通貨協力と通貨統合の歴史―「守る通貨」としてのユーロ
第3章 金融グローバリズム下のユーロ
第4章 「つなぐ通貨」としてのユーロ
第5章 「政治的通貨」としてのユーロ
第6章 ユーロは成功するか
第7章 ユーロの課題とゆくえ
著者等紹介
田中素香[タナカソコウ]
1945年福岡県生まれ。1967年九州大学卒業。現在、東北大学大学院経済学研究科教授。専攻はヨーロッパ経済論、経済統合論
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