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岩波新書
IT革命―ネット社会のゆくえ

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004307297
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0236

出版社内容情報

メディア・ビッグバンに伴って大きな生活革命が起きようとしている.放送と通信の融合やインターネット機器の普及によって,私たちの生き方はどのように変わるのか.21世紀のネット社会のビジョンを示す壮大なIT社会論.

内容説明

地球規模のメディア・ビッグバンによって、ブロードバンド時代が訪れようとしている。放送と通信の融合、インターネット接続が可能な家電製品の普及などとともに、今後、人々の生活はどのように変わるのか。都市空間や居住空間、従来の共同体はどのように変容するのか。二一世紀のネット社会のビジョンを示す壮大なIT論。

目次

第1章 IT革命とは何か(IT革命と生きがい;視野の狭いIT革命論 ほか)
第2章 いま何が起きているか(中小企業も大企業と対等;ERP、SCM、ASP、IDC ほか)
第3章 メディア・ビッグバンで変わる(光ファイバーを映像が流れる;ストリーミングによるインターネット放送 ほか)
第4章 オンライン共同体はできるか(一五〇名の群れ;共同体と生きがい ほか)
第5章 情報都市をめざして(居住空間を見直す;工業社会の物流と情報流 ほか)

著者等紹介

西垣通[ニシガキトオル]
1948年東京に生まれる。1972年東京大学工学部計数工学科卒業。現在、東京大学大学院情報学環教授、工学博士。専攻は情報学、メディア論
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

14
もはや隔世の感がある(2001年初版)。いつも未来は人知をはるかに超えるかたちで現れる。2014/08/30

keint

4
中学生時代に読み情報系への学校へ進学しようと思ったきっかけの本の一つ。

tolucky1962

4
西垣さんの本をよく読みます。この本は2001年の本でその時代のITをベースに書かれていますので、あの頃はそうだったなとか思い起こしながら、読みました。面白い一節。霊長類の平均的な「群れの規模」と「大脳新皮質の脳内における割合」は比例するそうで、その計算だと現代人の作れる仲間の人数は150人だそです。実際に対面で人として付き合える人数として、あってるような気もする数字です。2013/07/26

kaizen@名古屋de朝活読書会

1
きちんとした情報源、理論的組み立て。 ITの専門家でない人が読むのには、よい本だと思います。 また、IT業界にいるのに、一部の仕事しかしていない人が、全体を見渡すのにもよいかもしれません。 それで何がしたいんですか?ということが、見えてきません。2009/11/14

a98s219

0
ITが不況からの脱出という現実と完全競争市場の実現とを結びつける魔法のツールとみなしたり、IT革命が単なる設備投資と団塊の世代のリストラだけ、とみなすのは間違いである、としている。ITの本質はものごとの情報的側面を抽出する技術であり、IT革命とは生産者側よりもむしろ消費者側の生活革命である、としている。この筆者の主張は確かに適切だと思うが、筆者の未来予測で不足している点がある。それはITの進化の速さだ。本書の初版が2001年だが、ITは、とてつもない速さで進化を遂げている。2001年当時には良書だったかも2011/09/16

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