出版社内容情報
桜，藤，菊，紅葉…「花」の魅力は奥深い．私たちの生活にとけこみ，季節を感じさせ，思い出を刻む．花の名所への旅にくわえ，文学，芸能，伝承をたどる，時空を超えた花との出逢いから，花に託された日本人の心をさぐる．
内容説明
桜、藤、あやめ、百合、蓮、萩、菊、紅葉、梅…「花」の魅力は奥深い。私たちの生活や文化にとけこみ、移り行く季節を感じさせ、時に強い思い出を刻む。一年十二カ月の「花」を一章ごとにとりあげ、花の名所への旅、そして文学、芸能、伝承にわけいり、時空を超えた花との出逢いから、花に託された日本人の心をさぐる。
目次
四月 桜
五月 藤
六月 あやめ
七月 百合
八月 蓮
九月 萩
十月 菊
十一月 紅葉
十二月 花祭り
一月 松
二月 梅
三月 椿
著者等紹介
栗田勇［クリタイサム］
１９２９年東京に生まれる。１９５３年東京大学フランス文学科卒業。現在、作家、フランス文学者
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
双海（ふたみ）
6
４月は桜、５月は藤というように月毎に和歌と花を語る。文学の道を歩み、路傍の花々を愛でる……。『古事記』『万葉集』『古今和歌集』『源氏物語』『枕草子』などのエピソードもあり。2013/11/18
のほほんなかえるさん
1
日本古来からの「花」に対する思いや感覚をわかりやすく紐解いてくれる。語り口の手触りがやわらかだった。2011/07/21
owlman
0
花を眺め、生命を嗅ぐ、和の心。 2017/08/05
