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岩波新書
翻訳はいかにすべきか

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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784004306528
  • NDC分類 801.7
  • Cコード C0295

出版社内容情報

翻訳は進歩したか.掃いて捨てるほどの代名詞の山,時制にがんじがらめの文体,言わずもがなの迷訳・誤訳.「翻訳に不可能はない」と言いきる著者が,自らの血の滲むような苦労を振り返りつつ開陳する翻訳論の決定版.

内容説明

翻訳事始の時代から今日まで、日本の翻訳はいったいどこまで進んだのか。きりっと引き締まった二葉亭四迷の翻訳に引き比べ、掃いて捨てるほどの代名詞の山、時制にがんじがらめ・辞書丸写しの文体、言わずもがなの迷訳・誤訳。「翻訳に不可能はない」と言いきる著者が、自らの血のにじむような実践を振り返りつつ開陳する翻訳論の決定版。

目次

第1章 飜譯は如何様にすべきものか(軽快にして細心;習いたてのピアノ;辞書語と翻訳 ほか)
第2章 小砂眼入調(続「あいびき」;「三人冗語」と「雲中語」;「トウコギ」と「とうこぎ」 ほか)
第3章 翻訳の姿勢(翻訳は不朽の業;精読の愉悦;書淫の怪物 ほか)
第4章 『ユリシーズ』翻訳(鼎訳の猫と猫訳の猫;頭黒の小用;覆いの掛った蹄訳 ほか)
第5章 無理の愉悦(無理がジョイスフル;三島由紀夫のフィネガン飜譯 ほか)

著者等紹介

柳瀬尚紀[ヤナセナオキ]
1943年根室市に生まれる。1970年早稲田大学大学院修了。英文学者、翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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