岩波新書<br> 新地方自治法

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岩波新書
新地方自治法

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  • サイズ 新書判/ページ数 218,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004306337
  • NDC分類 318
  • Cコード C0232

出版社内容情報

従来の国と自治体の関係を大きく転換する“新地方自治法”.国の機関委任事務の廃止など「地方分権」を推進するべく改正された法律のしくみをわかりやすく解説し,21世紀の地方自治のあり方を展望する.

内容説明

「明治維新、戦後改革に次ぐ第三の改革」といわれ、従来の国と自治体の関係を大きく転換する“新地方自治法”。国の機関委任事務の廃止など、中央集権的な行政システムを改め、「地方分権」を推進するべく大幅に改正された法律のしくみをわかりやすく解説し、二一世紀の地方自治のあり方を展望する。

目次

1 住民の生活と地方分権(住民生活のための自治体行政;地方分権の改革と新しい地方自治法)
2 憲法にいう「地方自治の本旨」と自治制度の原理(自治体と自治権の保障;住民自治とはなにか)
3 住民自治のしくみと展開(「直接請求」と住民投票のダイナミズム;「住民監査請求・住民訴訟」のはたらき ほか)
4 自治体および自治権の動き(自治体のいろいろ;自治事務か法定受託事務か ほか)
むすび 住民と職員にとっての地方自治法(地域で生活する住民のための地方自治法;自治体職員にとっての地方自治法)

著者等紹介

兼子仁[カネコマサシ]
1935年東京に生まれる。1957年東京大学法学部卒業、同助手。1960年東京都立大学講師。1965年東京大学法学博士。1965‐67年フランス政府給費留学生。1975年東京都立大学法学部教授。1994‐97年日本学術会議会員。1998年東京都立大学定年退職。専攻は行政法、教育法、情報法。現在、東京都立大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

daiyakaisei

0
わかりやすかった。2017/12/08

.38

0
国―都道府県―市区町村、ひいては―個々の住民との政治的対等性2011/09/29

lstshbry

0
法解釈自治権の話が面白かった。2010/12/26

茶幸才斎

0
1999年の著作。書きぶりがいささか難解で読むのに苦労した。これからの自治体は、国の政策と法令の下でだた粛々と仕事をするのでなく、地元住民の要求を拾い上げ、自主的に応える政策能力が求められる(p.216)。求められて10年がたった。2009/12/06

thefumin765burn

0
1999年9月に刊行された本。地方自治法は1999年7月に改正され、2000年4月に施行されたから、本書はその間に世に出たことになる。 本書が「二一世紀の日本は「地方分権」と住民自治の時代と言わなくてはならない。」という一説から始まるように、国と対等になった地方自治体が、住民自治の現れである「直接請求」をはじめとした従明の要求に、自主的な政策や法的取扱いの創意工夫で応えていく未来が示されている。 コロナ禍で「地方分権」と住民自治の重要性は増し、新自治法下の地方自治体の力量が問われているように思う。2022/07/17

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