岩波新書<br> コンクリートが危ない

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岩波新書
コンクリートが危ない

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  • サイズ 新書判/ページ数 230p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004306160
  • NDC分類 511.7
  • Cコード C0251

出版社内容情報

鉄筋腐食がすすむ.骨材が溶けていく.マンションの基礎が崩れていく.本来200年の耐久性をもつコンクリート構造物が,いまあちこちで悲鳴を上げている.高度成長期の負の遺産を,私たちはどう克服すればいいのか.

内容説明

鉄筋腐食がすすむ高架橋、骨材が溶けていく橋脚、基礎が崩れていくマンション。本来二〇〇年の耐久性をもつはずのコンクリート構造物に、いまあちこちで異変が起きている。高度成長期の骨材資源の枯渇と欠陥セメントの大量供給、さらに手抜き工事が招いた負の遺産である。真に安全な構造物をつくるために何が必要なのだろうか。

目次

1 コンクリート構造物に異変
2 コンクリート構造物の寿命
3 腐食する山陽新幹線高架橋
4 コンクリートのがん
5 コンクリートが分解する
6 明るみになった手抜き工事
7 高度成長の負の遺産
8 良質な遺産を残すために
付 分譲マンションへの対策

著者等紹介

小林一輔[コバヤシカズスケ]
1929年、東京都生まれ。1954年、東京大学工学部土木工学科卒業。運輸省運輸技術研究所、東京大学生産技術研究所教授を経て、現在、千葉工業大学教授、東京大学名誉教授。専攻、コンクリート工学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カール

6
劣悪な品質のコンクリートが招く建造物の重大な欠陥に至る道筋を、科学的要因と人的要因併せて解説する。物理、化学の基礎知識をある程度持っている人向けに書かれた本の為に、少し難解ではあるが興味深い本だ。何と言ってもこの本からはデジャブを感じる。この新書が発売されてから20年経ったが、この本で書かれた劣悪コンクリートによる建物の欠陥とそれに伴うトラブルは、現在でも度々報道される建造物やそれにまつわるテクノロジーの不正問題と対して変わらない。要因は違えど、不正の温床は高度経済成長期からあったのだと思った。2019/03/22

dogu

2
行政は検査をろくに行わずゼネコン任せにし、ゼネコンから重層的な下請け構造でいつしか管理と責任が曖昧になっていった。コンクリート中性化は後から対処できない。2022/06/05

tkmt

2
コンクリート業界で起こっていたことが述べられていた。インフラの維持更新、技術者の不足は現在喫緊の課題であるが、その根底にはコンクリートに対する不信というものがあったことに驚かされた。2019/04/17

kaneh

2
コンクリート学習のため薦められ読了。携わっていることがらも多く、ドキュメンタリーとして楽しめた。文章も読みやすく、既知の部分も多かったが、若い技術者に読んで欲しい。2012/03/27

青ポス

1
コンクリート建築のかかえる種々の問題を書いた本。最近のコンクリートは耐用年数が明らかに劣っているとのこと。耐久性を下げると儲かるというのはどの業界でも問題になってるんだなあと思った。2017/09/17

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