岩波新書<br> 広告のヒロインたち

岩波新書
広告のヒロインたち

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  • サイズ 新書判/ページ数 202p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004305941
  • NDC分類 674.21
  • Cコード C0236

出版社内容情報

戦後50余年のなかから,時代の画期を象徴した広告表現を精選し,「ヒロイン」が示す「新しさ」とは何かを読み解きながら,現代社会の輪郭を浮き彫りにしていく.最前線で批評を続ける著者による新鮮で魅力的な広告史.

内容説明

一枚のポスターや数秒のCMの中に時代を呼吸する女たち。戦後五十余年のなかから、時代の画期を象徴した広告表現を精選し、「ヒロイン」が示す「新しさ」とは何かを読み解いて、現代社会の輪郭を浮き彫りにしていく。本書は、最前線で批評を続ける著者による、新鮮な広告史であり、広告を通して見た「もうひとつの女性史」である。

目次

新しい女の出発(原節子1946年)
銀座の面影(山名文夫の女たち1952年)
戦後主婦のシンボル(木暮実千代1955年)
美の民主主義をひらく(キャンディトーン・レディ1961年)
おしゃれを遊ぶ(杉山登志の女1963年)
かわいい悪魔(加賀まりこ1965年)
少麦色の女(前田美波里1966年)
ファッション一揆(イエイエ娘1967年)
感じる脚(小川ローザ1969年)
おんなの革命児でーす(秋川リサ1970年)〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふみ

26
20世紀末の発行。およそ半世紀の広告のヒロインたち。いかに生身であるか いかに人形であるか をいったり来たりした歴史なのかなぁ。2014/10/04

壱萬弐仟縁

12
女性が男性をおびき寄せる感じもするが。戦後、高度経済成長、はいまいちピンとこないが、80年代からはなんとか追いつけるかも。33頁の前田美波里はどこかでみたポスターかな。岸本加世子氏のフジカラーのは、樹木希林さんとので、結構記憶に残っている(116頁~)。美しくない方はそれなりに・・・写るのだな。控えめではあるが、肯定的でほほえましさがある。改訂版を出すなら、00年代をお願いしたい。2013/08/02

スプリント

9
芸者から映画女優、歌手、そしてグラビアモデルまで広告の花形となった女性の変遷がよくわかり面白かったです。2015/06/18

西澤 隆

8
「広告批評」の方が書いた本。つまり書いている人はプロなのだ。だけどどこか「人を挑発する広告を岩波が評論する」構図にはまっていて、今読むと一つの物語、つまり「女性を美しい/ムラムラするアイコンとして使うことへの違和感」を使って判断していく一つの切り口での文章だなと強く感じてしまう。自分がリアルタイムでは遭遇していないたとえば赤玉ポートワインの広告では「そういう面もあるかもしれないな」と思うのだけれどシンデレラエクスプレスやドコモのポケベルのCMの節に感じた「?」がそれ以前の時代分の文章にも波及する気がします2023/08/20

k

2
読みやすいし、古さを感じない2014/05/19

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