出版社内容情報
なおも増大する人口と消費への欲望,過剰な収奪.自然生態系の破壊はいまや,森林・水産・農牧地・水など,生存の基盤となる天然資源の再生維持さえも脅かしている.世界120カ国の現場を調査してきた著者の最新レポート.
内容説明
急増する人口と消費の増大、過剰な収奪。自然生態系の破壊はいまや、森林の消滅、水資源の枯渇、漁業資源の減少、土壌劣化など、人類の生存基盤にかかわる「地球の共有地」の再生維持さえも脅かしている。環境問題の現場を追って世界一二〇カ国を調査してきた著者が、九〇年代に入って深刻化の度を増した地球環境の危機的現状を報告する。
目次
第1章 地球破壊の構図
第2章 地球の森が消える
第3章 干上がる地球
第4章 水浸しの地球
第5章 辺境に迫る危機
第6章 追われる生き物たち
第7章 壊滅する熱帯の海
第8章 極地圏の異変
第9章 環境破壊と国家崩壊
第10章 将来の選択
著者等紹介
石弘之[イシヒロユキ]
1940年東京に生まれる。1965年東京大学卒業後、朝日新聞社に入社。東京本社科学部員、外報部員、科学部次長を経て、85年より編集委員。1994年退社。96年より東京大学大学院総合文化研究科教授。99年より同新領域創成科学研究科教授。国際日本文化研究センター客員教授、国際協力事業団(JICA)参与を兼務。持続可能な開発のための日本評議会(JCSD)議長。これまで国連環境計画(UNEP)上級顧問、東欧環境センター常任理事(ブダペスト)などを歴任。1987年国連ボーマ賞、1989年国連グローバル500賞受賞。著書に『地球環境報告』(岩波新書、1988年毎日出版文化賞受賞)など
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感想・レビュー
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佐島楓
Hiroki Nishiyama
Hiroki Nishiyama
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p31xxx