出版社内容情報
いまヴェーバーはどう読まれるべきなのか.ニーチェとの親縁性を明らかにし,近代社会に根本的批判の目をむけ,知の不確実性を見据えたヴェーバーの姿を浮き彫りにする.通説にラディカルな書き換えを迫る本格的入門書.
内容説明
いまヴェーバーはどう読まれるべきなのか。従来無視されてきたニーチェとの親縁性を明らかにし、ヴェーバー社会学の方法を解きほぐしながら、近代社会に根源的批判の目をむけ知の不確実性を見すえたヴェーバーの姿を浮き彫りにする。通説にラディカルな書き換えを迫る本格的入門書であり、同時にまたとない社会科学入門の書でもある。
目次
プロローグ―近代知の限界点に立って
第1章 神なき時代の社会科学
第2章 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』再訪―悲劇の精神
第3章 精神の病―死と再生のドラマ
第4章 古代史再発見―回帰する時間の社会学
終章 受苦者の連帯に向けて
著者等紹介
山之内靖[ヤマノウチヤスシ]
1933年東京に生まれる。1963年東京大学大学院博士課程修了。専攻は歴史社会学、現代社会理論。現在、フェリス女学院大学教授、東京外国語大学名誉教授
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