出版社内容情報
自律的に進展する社会と「国家」とのせめぎあいの前近代史を,社会の側からとらえなおす通史の完結編.下巻は南北朝の動乱から地域小国家が分立する時代を経て,日本国再統一までを叙述し,さらに近代日本の前提とその問題点を提示.17世紀前半,武士権力によって確保された平和と安定は列島社会に何をもたらしていくのか?(全3冊)
内容説明
社会と「国家」とのせめぎあいの前近代史を、社会の側からとらえなおす通史の完結編。下巻は南北朝の動乱から地域小国家が分立する時代を経て、日本国再統一までを叙述し、近代日本の前提とその問題点を提示。十七世紀前半、武士権力によって確保された平和と安定は列島社会に何をもたらしていくのか。
目次
第9章 動乱の時代と列島社会の転換(天皇による国家統一とその崩壊;動乱と四分五裂する王権 ほか)
第10章 地域小国家の分立と抗争(社会の激動と動乱の全地域への拡大―一揆と応仁の乱;分立する地域小国家 ほか)
第11章 再統一された日本国と琉球王国、アイヌ社会(日本国再統一の達成と朝鮮への侵略;統一国家の確立 ほか)
第12章 展望―十七世紀後半から現代へ(十七世紀後半;十八世紀から十九世紀前半 ほか)
著者等紹介
網野善彦[アミノヨシヒコ]
1928年山梨県に生まれる。1950年東京大学文学部卒業後、日本常民文化研究所研究員、都立北園高校教諭、名古屋大学文学部助教授、神奈川大学短期大学部教授、同大学経済学部特任教授をへて、1998年3月退職。専攻は日本中世史・日本海民史
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KAZOO
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