岩波新書<br> 能力主義と企業社会

岩波新書
能力主義と企業社会

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  • サイズ 新書判/ページ数 245p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004304869
  • NDC分類 336.4
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「能力主義管理」が声高に叫ばれている.だが,その内実は何なのか.現場に精通する労働問題研究の第一人者が,実力主義とは異なる「日本的能力主義」の問題点を鋭く抉り出し,労働と職場の実情を検討しながら,あるべき労使関係を提言する.豊富な事例に基づいた鋭い分析と具体的改善策に満ちた問題提起の書.

内容説明

「能力主義管理」が声高に叫ばれ、また、リストラや賃金体系の変更、雇用の複線化など、新たな動きが活発化している。この状況をどう考えるべきなのか。現場に精通する労働問題研究の第一人者が、「日本的能力主義」の論理と実態、そして問題点を鋭く抉り出し、企業の動向や労働と職場の実情を検討しながら、あるべき労使関係を提言する。

目次

序章 能力と賃金(本書のテーマ;能力評価と賃金システムのヴァラエティ)
1章 日本企業の能力主義管理(能力主義管理の第一期;能力主義管理の第二期 ほか)
2章 職場と労働はどう変わるか(個人間にひろがる賃金格差;高まる仕事量のハードル ほか)
3章 能力主義管理をどうみるか(労働者意識の諸相;受容の背景 ほか)
4章 能力主義管理とのつきあいかた(ゆとり・なかま・決定権;企業の枠を超える連帯 ほか)

著者等紹介

熊沢誠[クマザワマコト]
1938年三重県に生まれる。1961年京都大学経済学部卒業。1969年経済学博士。専攻は労使関係論、社会政策論。現在、甲南大学経済学部教授
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