出版社内容情報
鬼太郎の生みの親、水木妖怪博士が捕獲した「ひと味違った妖精たち」の姿と物語をオールカラーで描く。
内容説明
ゲゲゲの鬼太郎の生みの親、水木しげる妖怪博士が捕獲した「ひと味違った妖精たち」(井村君江氏解説)。アイルランド、スコットランドなどケルト地方から、北欧、ドイツ、フランス、ロシアほか、総勢100人(?)を越える妖精のかたちと物語をオールカラーで描く。日本の妖怪とまるで違う妖精と、驚くほど似た妖精が一堂に大集合。
目次
1 水に出るもの
2 里に棲むもの
3 森にまつわるもの
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
268
世界の妖怪がいっぱい載ってて著者の画力の凄さが分かる。2015/08/18
sin
60
海外の妖精を日本の妖怪画の様にそのイメージを絵姿として捕らえて興味深い…。添えられた解説にはそのプロフィールと共に類似が認められる日本の妖怪も列挙されているのだが、外国の方たちのそうした存在に対する受け止め方の違いからか、それらの霊的な存在を同じ傘の下に置くのは無理があるように思えてならない。作者も感心する“イット”という不定形の精霊はキングの『IT』の原型であろうか?2016/10/23
さっと
9
水木しげる妖怪博士×岩波新書カラー版シリーズ四冊目。主に海外の「水」「里」「森」にまつわる妖怪とも精霊ともとれる"見えざるもの"が主役で、日本で例えるなら~という比較がおもしろい。東西で異なる文化が生まれ育まれながらも、こうした姿・形が判然としないものに共通項が見られるのは人間自体のおもしろみでもあるようだ。われわれは好奇心と想像力の生き物であるか。2021/02/26
ふろんた
9
★★★2018/02/26
SKH
9
世界の妖怪、主に欧州。英国の妖精・妖怪はシンプル。「赤帽子」「青ズボン」「生首のトニー」「鉄かせのジャック」など。お気に入りは「物を貸す妖精」。「コボルト」の解説でクスッとする。200X。2013/10/22