出版社内容情報
桜に生き,桜に死す… 西行といえば花.さらに旅から旅への漂泊の人として,世を捨てた隠遁の人としても,さまざまの神話に彩られている.西行ほど憧れと親しみを抱かれ続けてきた歌人はいない.西行の代表的な歌を読み込み,全国の遺蹟を訪ねることを通して,虚実の相乱れる西行神話を解体し,日本文学史上に燦然と輝く歌人の心に迫る.
内容説明
桜に生き、桜に死す…、西行といえば花。さらに旅から旅への漂泊の人として、世を捨てた隠遁の人としても、さまざまの神話に彩られている。西行ほど憧れと親しみを抱かれ続けてきた歌人はいない。西行の代表的な歌を読み込み、全国の遺蹟を訪ねることを通して、虚実の相乱れる西行神話を解体し、日本文学史上に燦然と輝く歌人の心に迫る。
目次
第1章 桜に生き、桜に死す…
第2章 武門からの出立―略伝(一)
第3章 円寂への旅路―略伝(二)
第4章 西行伝説
第5章 同質性を求めて
第6章 晩年と無
第7章 西行以後
著者等紹介
高橋英夫[タカハシヒデオ]
1930年東京に生まれる。1953年東京大学独文科卒業。文芸評論家
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