出版社内容情報
徹底した管理主義と苛酷な選別.今,中学校は生徒にとっても教師にとってもたまらなく息苦しい場所になっていはしないか.長年夜間中学と昼間の中学で教師を務めた著者が,「底辺」の生徒たちの真摯な姿と,荒廃した昼間の現場を生々しく描きつつ,不登校やいじめなど様々な問題に悩む現代の教育をよみがえらせるための道を示す.
内容説明
徹底した管理主義と苛酷な選別。今、中学校は生徒にとっても教師にとってもたまらなく息苦しい場所になっていはしないか。長年夜間中学と昼間の中学で教師を務めた著者が、「底辺」の生徒たちの真撃な姿と、荒廃した昼間の現場を生々しく描きつつ、不登校やいじめなど様々な問題に悩む現代の教育をよみがえらせるための道を示す。
目次
第1章 夜間中学校(自己紹介;疎外された人々の宿り、夜間中学校;夜間中学の歴史;教育飢餓;自分を隠す夜間中学生;「法規にない学校」の意味;明日の夜間中学)
第2章 現代教育事情(ある受験講習会;臨時講師を引き受けて)
第3章 不登校の子どもたち(不登校の子どもたちと向き合って;不登校の実態;不登校の背景;不登校のパターン;「不登校」から見えてくるもの)
終章 生き生きとした教育をはばむもの(現場への根強い教育干渉;玉置和枝さんのケース;自主遠足事件;支援の輪の広がりを)