岩波新書<br> ソフトウェアの話

岩波新書
ソフトウェアの話

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  • サイズ 新書判/ページ数 239p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784004302421
  • NDC分類 007.63
  • Cコード C0255

出版社内容情報

コンピュータはハードウェアとソフトウェアからなるが,後者の占める比重はますます大きくなっている.ソフトウェアとはいったい何なのか.どのように作られ,どう使われるのか.知的財産権をいかに考えるのか.プログラム開発の最前線で活躍してきた著者が,多彩な話題を取り上げソフトウェアの世界に案内し,文化との関わりを考える.

内容説明

コンピュータはハードウェアとソフトウェアからなるが、後者の占める比重はますます大きくなっている。ソフトウェアとはいったい何なのか。どのように作られ、どう使われるのか。知的財産権をいかに考えるのか。プログラム開発の最前線で活躍してきた著者が、多彩な話題を取り上げソフトウェアの世界に案内し、文化との関わりを考える。

目次

1 ソフトウェアとは何か(コンピュータについて;プログラム内蔵方式計算機;プログラム=データ;プログラミング言語)
2 どのように作られ、使われるか(ソフトウェアの分類;プログラマ;どのように作るか;どのように使うか)
3 試練の中のソフトウェア(権利保護を考える;ソフトウェアのハード化)
4 ソフトウェアと人間の文化(気楽なプログラミング;文化的ソフトウェア)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

65
P74に、「プログラミング言語は、古代からの「言霊(ことだま)」を現代に復活させたかのよう。プログラマには古代同様の注意。「願いの言葉を唱えてごらん。願いはかなえられるから。しかし注意しなさい。その願いの言葉通りにかなえられるのだから。」」「昔話の教訓は、決して欲張った願いをしないこと、自分の身の丈のほど、そして周りの人のことを考えて、 ささやかな願いを口にすることだった。私たちもその昔からの教えを守る必要がありそうだ。」1992年に、ここまで分かっていたのはすごい。2012/07/13

安国寺@灯れ松明の火

8
1992年刊。当時にもそういう視点があったのかと、いろいろ興味深く読みました。私が素人同然でシステム開発会社に就職したのは2000年。「ダメなプログラムは簡単に修正できるけど、ダメなデータ構造は簡単には修正できないことが多いから気をつけてね」と、新人研修のときに社長直々に教わったのをよく覚えています。この意味を実感したのは、数年経ってデータベースが一般に普及し始めてからでした。ここ20年あまりの間にネットワークとデータベースがもたらしたインパクトは本当に大きいですね。ほとんど必然の流れとはいえ。2014/02/04

オザマチ

4
ソフトウェアの世界は変化が著しいが、根っこの部分はずっと変わっていない。専門外の人に対してソフトウェアの事をきちんと解説するのは難しいよなぁ。2013/03/17

takao

3
ふむ2024/04/25

Hiroki Nishizumi

2
もう20年以上前の本だが、ほんのちょっと加筆訂正すれば十分今でも通用する教科書。かなりの部分は既知であったものの、分かりやすい表現が多く良かった。2013/01/12

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