岩波新書<br> 心にしみるケニア

岩波新書
心にしみるケニア

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784004302414
  • NDC分類 302.454
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「ケニアに行きたい」.環境庁で働く二○代の著者は,国連職員として単身でケニアに赴く.だが現地の人々の暮らしから離れたところでの生活に疑問を抱き,喧噪と熱気うずまく街に向かう.首都ナイロビと農村の文化や習慣を,出会った若者たち一人ひとりの人間模様を,そして自らの内面に生じる異文化との葛藤を,みずみずしいタッチで描く.

内容説明

「ケニアに行きたい」。環境庁で働く20代の著者は、国連職員として単身でケニアに赴く。だが現地の人々の暮らしから離れたところでの生活に疑問を抱き、喧噪と熱気うずまく街に向かう。首都ナイロビと農村の文化や習慣を、出会った若者たち1人ひとりの人間模様を、そして自らの内面に生じる異文化との葛藤を、みずみずしいタッチで描く。

目次

1 ジャンボ・ナイロビ
2 遠い国、遠い人々
3 アフリカ色の人間模様
4 ナイロビはきょうも晴れ
5 サバンナのうねり
6 日本へ旅行

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

370
著者の大賀敏子さんが1988年から90年にかけて、2年2か月を過ごしたナイロビでの体験を回想する。ナイロビにはUNEP(国連環境計画)の本部が置かれている。国連機関の本部がアジア・アフリカ地域にあるのはここだけだ。彼女はそのUNEPの上級専門職員としてナイロビに赴任。他の上級職員たちは英語のみで生活し、高級住宅地区に住み、上級職員同士もしくは大使館員らとのみ付き合い、デスクワークを淡々とこなした後は、次の赴任地に移っていく。そんな環境の中で、彼女は現地の人たちと交流し、借金を踏み倒され、時には危険な目に⇒2020/09/09

こば

3
元動物学者志望として、一度は訪れてみたいケニア。 でもそこで生活するってなると、ちょっと勇気がないかも。 実際に異文化の中で生活してみて、自分は良くも悪くも「日本人」なんやってことを実感する毎日。 自分なりの異文化社会と上手く付き合うコツは、考えすぎひん、拘りすぎひんってことかな・・。2014/05/01

富士の鷹

2
著者は再びケニアに職を得、著書も出されているようなので、そちらも拝読してみたいです。2015/04/14

rbyawa

2
正直言って偽善者の本だなぁ、ということは思っているのだけれども、それが責められるべきだとは全く思わない。この生活が彼女の「本音」のようには見えないが、それ自体はしょうがないというか責められる人間はいないだろう。なんだか妙に現地のアフリカの人のことを庇うし、一生懸命どうすれば誠実であれるのか悩んでいる。けれど成されなかった、というだけのことだ。酒場で怖いオジサンに日本人とバレて皆に庇われてしまった、というとある夜の記述が良かった。あまり難しく考えなければよかったんだろうか。2010/01/04

Maumim

0
1997年10月9日読了。

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