出版社内容情報
農民の実力行使は過激だ.安い英国産羊の輸入に抗議してトラック一台分の羊を焼き殺す.イタリア産ワインも道路にぶちまける.機動隊が催涙ガスを使えば,大型トラクターでぶつかっていく――.ミッテラン長期政権への不満が高まるなか,極右とエコロジストが台頭し,EC統合に揺れるフランスを,前パリ駐在員のジャーナリストが報告する.
内容説明
農民の実力行史は過激だ。安い英国産羊の輸入に抗議してトラック1台分の羊を焼き殺す。イタリア産ワインも道路にぶちまける。機動隊が催涙ガスを使えば、大型トラクターでぶつかっていく―。ミッテラン長期政権への不満が高まるなか、極右とエコロジストが台頭し、EC統合に揺れるフランスを、前パリ駐在員のジャーナリストが報告する。
目次
1 ミッテラン政権の11年
2 エリゼ宮殿の憂鬱
3 病める?フランス社会
4 ポスト・ミッテランの肖像
5 外交大国のかげり
6 欧州統合はフランスを救うか
略年表―第5共和制発足からミッテラン時代まで